ボンが見聞きしたあの街の美味しいお店2021/2/2

ワタシのご主人はこの家の奥様。毎日のようにワタシを散歩に連れて行ってくださる。

そしてご自身は美味しいレストランで毎日のように食べ歩き、カフェでコーヒーを飲み時々ケーキも食べ、その街の美味しいパンを買って帰る。たまに奥様のダンナ様もご一緒する事もあるが回数は限られている。そしてその日の食事報告をワタシに逐一してくださる。たまに私の食事分もドギーバッグに入れて持って来てくださる。。

 

あっ、私の名前はボン。オスのコッカースパニエル、4歳。

 

 

 

2021年、緊急事態宣言延長を受けて飲食店にもなかなか行けなくなって少し前に行ったお店も含めて「新宿御苑」を2回目のレポート。

 

犬はマスクはしてないが、ここまで世間のみんながマスクをしていると申し訳ない気分になるワン。

今日は新宿御苑駅からはやや離れているカレー屋さんのランチからスタート。

 

 

けらら・カレー

以前はテーブルに置いてあった揚げ玉でトッピングをしたが、なんと、揚げ玉工場が火事になったらしく今は出なくなっていた。

 

新宿御苑から歩いて約10分。夜はやってなくてランチタイムのみのオープンだそう。

相変わらず人気のカレー屋さんで、土曜の12時過ぎに伺うもほぼ満員だが、ちょうどいい具合に回転して、奥様ひとり座れた。

 

「『チキン』と『なすトマト』のダブルカレー」をオーダー(920円)。どちらも辛さは3と表現されている。一番辛いのは「ひよこ豆の辛いカレー」…辛さは5。

ご飯は小盛り(▲50円)、ラッシーMサイズ(230円)も追加。

 

さて、料理ウェイティングしている人も多く、結局僕も待つこと15分して到着。

 

「あがったよー」のご主人一言に呼応して、奥様が運ぶシステム。

 

 

ボールに入ったコーンとキャベツと胡瓜にフレンチドレッシングのかかったサラダが付く。

(サラダを不要とすると▲50円)

 

 

ダブルカレーの間には土手のように麦ご飯が盛り付けられている。その土手を挟んでチキンカレーと茄子とトマトカレーのルゥが対峙するように配置される。

 

まずはチキンカレーから、スープのようなシャバシャバチキンカレールゥは辛さもあって旨味もある。かなり好きなタイプのカレールゥ。チキンに骨はなく、スプーンでサクッと切れる柔らかい肉。

 

茄子とトマトカレーはトマトの旨味がルゥまで優しく穏やかな味に変化させていて、チキンのルゥとは一味違う。もちろんレベルは高く、美味しい。

 

ご飯は麦飯入り。2つのカレールゥを一緒にさせないためにカレー堤防を決壊させたくないのでちびりちびりご飯を食べていたのもあって小盛りで十分の量だった。

 

結果、いい具合に汗が出た。

時々口直しにいただく玉ねぎのアチャールもお酢と甘みでいい具合。

 

 

最後にラッシーもいただき、全体に奥様は味にも、お値段にも満足。

 

 

さて店を出て散歩しつつ明日のパンも購入して行くことにした。

 

 

 

 

ベイクブレッド

 

 

甘い系が結構美味しかった。特に「ショコラオレンジ」。

 

「グレープフルーツクロワッサン」は真ん中にドライなグレープフルーツが挟まっていてユニーク。食べていると周辺にいた人から「食べたい」とシェアが望まれるし人との会話のネタになりやすい。

ちょっと僕には甘すぎるけど、美味しいとは思う。

 

 

「ライ麦バゲット」は酸味がちょど良く食感も好き。

オーブントースターで焼いてバターを塗って食べると美味しい。

 

 

ライ麦バゲット 税抜290円

ショコラオランジュ 税抜250円

グレープフルーツクロワッサン 税抜280円

 

袋代は無料だった。ちょっと嬉しい。

 

 

匠達広・寿司

ご家族3人で訪問。

この店、15時〜開いていて、一斉スタートではないため、自分の都合の良いタイミングで入れるし、予約出来る。

コロナ前は22時予約も取っていたみたいで、てっぺんを超えても店にいる事は出来たよう。そう言った意味では今どき使いやすい寿司店。

 

まずは手首で体温チェック。

 

おしぼりで手を拭いて…今日は奥様はお酒をやめて温かいお茶で行くことにしたみたい。

おつまみ、握りと基本交互に出す方式。まずは

 

 

「クエを塩で」…わさびを乗せて塩と一緒にいただく、やや塩は強め。

 

 

「ガリ」…醤油に軽く漬けられたタイプ、結構美味しい。

 

次は握り。酢飯は赤酢、酢はそこまで強くないタイプ。

 

以下●印は握り。

 

 

●「かすご鯛」…上に玉子、と柚子の皮を擦って。キレよりふっくらタイプの味。

 

 

「銀杏」…しっかり美味しい。

 

握りとツマミが交互に出てくる方式は修行先の四谷「すし匠」と同様の出し方。続いて

 

 

●「イカ」…白イカの子供。塩味でいただく、これもイカの身は柔らかくふっくらした食感。

 

 

「鰹」…かなり美味しい鰹。最近食べた中でも一番かも。

 

 

「ゲソ」…先ほどの新イカのゲソ。これがゲソとは思えない柔らかさ。こりゃ美味い。

 

 

「蛸」…麹に漬けていて、クセは強いが印象的。

 

 

●「鰆、昆布締め」…なんとも上品な味。

 

 

「イワシの磯辺巻き」…すぎたさんで前回食べれなかったのでリベンジ的に美味い。

 

 

●「いくら海苔巻き」…シンプルながら海苔とのコンビネーションよく美味しい。醤油漬けでなくそのまま素材を味わう。

 

 

●「中トロ」…ここまでで今日イチのネタ。脂身も旨い。

 

 

「カマス」…結構おつまみもバリエーションあり。カマスは脂も乗って大根おろしと合わせて美味。

 

 

「水茄子の浅漬け」…微妙な水分と食感が美味しい。

 

 

●「漬け炙り」…これもちゃんと美味しい。

 

 

●「鯵」…脂の乗りも良く肉厚な鯵で食べ応えあり。

 

 

「ホッキ貝」…ホッキ貝そのものも旨味濃厚、串焼き、唐辛子付きで美味しく楽しい。

 

 

●「小川のウニ」…膨よかな見た目と味の濃厚さ、口の中でトロけて美味い。

 

 

●「車海老」…プリプリながら身は柔らかく、甘さもほんのり。良い車海老。

 

 

●「コハダ」…終盤戦にコハダを出してくるということは江戸前鮨の勝負どころか。

 

 

「味噌汁」…こだわりがあって米麹を使った味噌汁。ネギ、刻み海苔を具に使い、味噌汁の味はコクあり、濃厚。記憶に残る味の味噌汁。

 

 

「〆鯖」…ほぉ、ここで〆鯖とは。これがちゃんと美味しい。次につながる一品。

 

 

  • 穴子…熱々の焼き立ての穴子を甘いツメでいただく。濃厚な甘みが記憶に残る。

 

 

「2種の玉子」…だし巻き玉子と海老のすり身入り玉子。どちらも全く違う味わいながら江戸前を楽しめる。

 

 

最後にデザートで「黒豆アイス」か「マンゴーシャーベット」の二択で黒豆を選択。…実はこの黒豆アイスが殊の外美味しい。

売ってたら買って帰りそうな美味しさ。

 

お会計はひとり2万円行かず、今時の鮨屋さんにしてはこの味でこのお値段は良心的かも。

しかももちろん鮨の名店四谷「すし匠」から「匠」の字を冠することを許された店ゆえ間違いない味。

 

大切な人の接待にも使えるし、家族のお祝いやら高すぎて予約の取れないお寿司屋さんの次の手としての予約先としてはアリだワン。

 

 

3日後も新宿御苑へ。

ここでは伝説の料理を食べに、ダンナ様とランチに。

 

 

コバヤ

 

オープン5分前の11時40分に来てみるとひと組おふたりが並んでいて僕がその次。

 

ここではかつて四谷の「エリーゼ」で出していた人気メニューの「ビーフトマト(税込1000円)」が提供されている。エリーゼから独立したご主人だからこその継承したメニュー。

このメニューは四谷三丁目の「キッチンたか」のご主人もエリーゼ出身のため食べられる。

最近「キッチンたか」の方は美味いハンバーグが有名過ぎるが…。

 

エリーゼは2011年にクローズして、その後揚げ物中心の「かつれつ四谷たけだ」としてリニュアルし、今でも行列必至の人気店であることは有名。

 

今日は新宿御苑に用事があったのでこの「KOBAYA」に立ち寄ってみた。

 

入店してアルコール消毒、カウンター席に座る。カウンター以外にテーブル席2つ。15人くらいで満席か…。

黒板に書いてあるランチセットの『海老フライ+メンチカツ(税込980円)』にダンナ様は一瞬心揺らいだが、ここは初志貫徹で「ビーフトマト」を2人ともオーダー。待つこと約10分で到着。

 

 

刻まれつつも原型を留めるトマトから出る酸味、玉ねぎ、ビーフ、それら全てを包み込み一緒に食べるキャベツ…。

 

 

やや酸っぱさが強いので口直しや中和をちょくちょく必要とする。キャベツはもちろん、ジャガイモの塊の入ったポテサラ、味噌汁、たくあん、そして何よりも白飯が酸味の中和に最強のお供。ご飯上でワンバウンドさせて食べると、あー、美味しいと奥様思わず、言葉を漏らす。そして氷水と卓上ポットに入る水もサポート役として重要な役割。

 

でも、酸っぱいからこそ食欲もすすみ、旨味もあるので口福センサーが反応する。

 

そして、いつも書いているが、奥様もダンナ様もその日の食事の大きな評価軸になる炊き立てのご飯が、とっても美味しい。

 

 

味噌汁の具はワカメと豆腐。塩味はやや強いが美味しさ、味噌の濃さはいい塩梅。

 

奥様とダンナ様が店を出る頃には、外には並んでいる人が数人出ているくらいに人気の店。

 

 

隣にあるのが一番最初に紹介した「けらら(kalala)」というカレー店。ここも行列ができるほど人気。狭い路地に人気店が並んであるところなんか、サンセバスチャンのピンチョス巡りじゃないけど、案外新宿御苑もサンセバスチャン化出来るかも。

その隣の家も空き家のようだし。

あー、夢?妄想は膨らんでいくワン…。?

 

 

その日は散歩はこれでお終いにしたが、もうひとつレポートとして昨年の梅雨時に行ったお店の紹介。なんだかんだ言って一年なんて直ぐに経ってしまう。去年もコロナが少しだけ落ち着いていた時期にお邪魔したお店。

 

 

古月 新宿

新宿御苑駅から徒歩1〜2分。ダンナ様が夏バテの兆しもあって「古月新宿」へお邪魔した。薬膳中華で体をいたわる目的も含めて坊ちゃんも入れてご家族3人での会食。ワタシは目の前の新宿御苑の前でお座りして待つことになった。いい中華の匂いがする。

 

薬膳料理と言っても食材に漢方を使わず、普通の食材の効能を料理に意識なさっていることもクセが弱いのかも。

 

あらかじめ予約したコースは税抜6000円の「食養生コース」。

 

出てくる食事のテーマは『梅雨時の食養生…利水滲湿」。利水滲湿とは消化器官や体内の余計な水分を除く食材を使った料理。

中医学では溜まった水分は体全体の水の流れを停滞させ、むくみ、めまいを起こさせるんだそう。

梅雨時はこの溜まった水分が出来やすい時期。消化器官機能も低下させるんだとか。

そのため、今回の食材は利尿や発汗に効く、いわば体の湿気取りに役立つ食材(しじみ、ハトムギ、あずき、瓜類…等々)を使って料理してくれるんだとか…。

 

ちょっと左脳的な料理。

 

 

奥様は『花梨、クコ』を使った「養生酒ソーダ (税抜730円)」を注文。肝を養い足腰を強くする作用が期待できるとか。これが案外飲みやすく美味しかったらしい。

 

乾杯後早速料理スタート。

 

 

「前菜三種」…枝豆、クラゲ、酸っぱいタレでいただく小鮎、の三品。

 

 

「紫蘇風味のシジミ 涼粉」…濃厚な紫蘇タレが主役のよう。シジミもうちょっと食べたかったなぁ。

 

 

「牛肉湯引き ハイビスカスソース」…ハイビスカスソースはもちろん食べたことのない味付け。不思議な味だが悪くない。

 

 

「季節の養生スープ (ハトムギ、はぐらうり、棗(なつめ)、鶏肉、朴葉)」…このスープが今回のお目当て。具は別に運ばれたタレ(ポン酢的な)で食べる。スープはさすがに滋味深い。体に優しそうな感じが伝わってくる。

 

 

「鮮魚の煮込み 四川風」…魚は鯛、豆板醤を使っての味付けは美味。

 

〆の炭水化物料理は2品のうちの一品。

「せん菜(生姜科の野菜みたい)と火腿の湯麺」か「麻辣豆腐とごはん」。各人でバラバラに選べる。

 

奥様は後者をセレクト。

 

 

「麻辣豆腐とごはん」を選択…さほど辛くはないがどうやら辛さを求めて食べる料理ではこの店ではないようだ。あくまでも体のために考えた料理が麻辣豆腐という事なんだろう。豆腐が絹豆腐でややしっかり硬めなのも特徴。

 

 

「デザートは愛玉子(オーギョーチー)」…台湾スイーツ。レモン入りレモンシロップに入るぷるんとした食感の寒天状のモノ。これは木の実が元々の材料。根津に店名そのものが愛玉子と言う有名店もあるが古月の愛玉子はなんとも上品。

 

コース全体は若者には量質とも物足りないかな。「黒酢酢豚(1000円)」とか「とうもろこし肉まん(3個860円)」とか「たらば蟹炒飯(1500円)」とか追加料理が必須かも。

 

奥様は今日のように体に良いと思って食べてみると量も質も十分だと、しみじみと有り難さを感じていたよう。

 

 

テーブルは間引きされソーシャルディスタンスも十分、換気もクーラーを効かせつつ窓を開けてこれも対策十分、アルコール消毒の容器は店内用にあちこち置かれて対策は十分。

 

大皿で出される料理は直箸等の危険性もあるので、この頃ですらそうしてくださっていたようにあらかじめ取り分けてくださっていると余計な心配もお互いしないで済むので有り難い。

食事も満足だし、結構使えるお店だワン。

 

 

あと、もうひとつ、少し気候が陽気になった時にちょうど良いエスプレッソ ソフトクリームを提供してくれるお店を紹介しておくワン。

 

 

エイトコーヒー新宿店

 

 

コーヒー専門店らしく「エスプレッソ ソフトクリーム(税込350円)」が美味しい。

その他ドリンクメニューも税込でラテ300円、エスプレッソ、アメリカーノ250円、レモネード350円、ドリップコーヒー400円と、ヘタなコーヒーチェーン店で飲むよりもリーズナブル。

 

店内にはベンチ型で一直線の椅子が建て付けられており、座って飲食もできるが、来たお客さんを見ていると半数近くはテイクアウトして行っていた。

 

「エスプレッソ ソフトクリーム」の上には削られたコーヒー豆の粉がまぶされている。サイズは若干小さいものの味は実に美味しく、すっかり気に入った。

確かにこれ以上大きいとくどいかも。結果ちょうどいいサイズだな。ちなみにソフトクリームの種類はバニラソフトクリームなども置いておらずこの一種のみの潔さ。

 

今年も春以降お世話になりたいお店だワン。

 

* 文中に出てくるBはパン屋さん、数字を囲む◯は昼間の利用、●は夜利用を表すワン!

* この情報は作者とボンの散歩時点のものであり、変更が起きている場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。

 

 

 

川井潤  食関係含めた幅広いプロデューサー

食に限らず多くのプロジェクトを手掛ける。テレビ番組「料理の鉄人」企画ブレーン(1992年~97年)。地域や食のため世界中に出向く。ほぼ外食生活。食べログフォロワー数日本一。食雑誌dancyu等、執筆多数。

https://tabelog.com/rvwr/kawaijun/ 

https://magazine.tabelog.com/articles/author/kawai_jun

https://goetheweb.jp/restaurant/slug-nee725999900f

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