今週のチラ見物件2020/10/15

皆さん、こんにちは。

マンションマイスターこと、不動産鑑定士の石川です。

 

お待たせしました「今週のチラ見物件」、101回目です。

先週に節目の100回を迎え、また今週から新たな気持ちで皆様に「あ、いいな」を届けたいと思います。

 

毎週1回、マンションマイスターの私がいろいろなエリアに降り立ち、気になるマンションを紹介していきます。

駅で待ち合わせて、周辺環境を紹介しながらマンションまで案内するという、バーチャルな体験を一緒に楽しんでくださいね。

 

今回は、文京区と新宿区の境から。神田川沿いに東西に長く広がる遊歩道が散歩に気持ち良い「江戸川橋」からお届けします。

東京メトロ有楽町線の「江戸川橋」駅です。池袋駅や飯田橋駅、有楽町駅などに直通で便利。バス便も充実していて、高田馬場、新宿、上野行きがあります。

「江戸川橋」は橋の名前で、東西に走る新目白通りの終点部分、北から南に降りてくる目白通りと交差する部分の神田川にかかる橋です。

神田川沿いは春にはソメイヨシノが咲き誇る桜の名所。神田川なのに江戸川というのは、かつて神田川のこのあたりの中流域のみ「江戸川」と呼んでいたそうです。

 

江戸川橋を渡るとすぐに現れるのが「江戸川公園」です。関口台地の南斜面の神田川沿いに広がる細長い公園です。

 

公園の先にもいろいろな名所が連なり、遊歩道に沿って川沿いを散策すると、様々な景色がパノラマのように展開します。

 

ベンチがたくさん置かれていて、憩いの場になっています。

遊歩道の北側は丘陵地になっているので高低差があり、ちょっと高台のベンチは神田川を眺める特別席のような印象です。

約500mほどの江戸川公園が終わっても、そのまま神田川沿いに歩行者専用通路が続き、名所が現れてきます。見えてきたのは「椿山壮冠木門」。

椿山荘は、江戸時代からの下屋敷を、明治の元勲・山県有朋氏が購入したのが始まりです。大正7年に実業家・財閥の藤田平太郎氏が購入した後、宴会施設・ホテルを擁する庭園が開かれました。敷地内には大規模な宴会・コンベンション施設を持つホテル椿山荘東京を併設しています。

隣接して「関口芭蕉庵」があります。俳人・松尾芭蕉が江戸時代の初めに住んでいた言われる場所です。また、この先には講談社初代社長野間清治氏が収集した「野間コレクション」と称される美術品を中心に展示している「野間記念館」もあります(現在建て替え中)。

ここの神田川から目白台地に登る急な坂は「胸突坂」。江戸時代に、坂が険しく自分の胸を突くようにしなければ上れないことから名づけられました。

胸突坂と並び、ひっそりと佇む「関口水神社」。神田上水の関口水門を守護しています。

急な階段を登り、鳥居をくぐると、大きな2本の銀杏の木にはさまれ、小さな祠がありました。厳粛な空気が流れ、パワースポットの「気」を感じました。

少し道が広くなり、クリーム色の土壁が見えてきました。文京区立「肥後細川庭園」です。

細川家下屋敷の庭園の跡地をそのまま公園にした池泉回遊式庭園です。江戸中期以降の旗本の邸地を幕末に熊本54万石の細川侯の下屋敷に、明治15年には細川家の本邸となりました。その後は東京都が買収し昭和36年に開園したものです。

湧水を利用した流れは「鑓り水(やりみず)」の手法をとりいれて、岩場から芝生への細い流れとなり、その周辺に野草をあしらっています。

 

丘陵地の地形を巧みに利用して、台地を山として立体的眺望を持ち、回遊式泉水庭園で、遊歩道の一部は踏みわけ石のようになっています。

園内に建つ「松聲閣(しょうせいかく)」は明治 20 年頃に細川家の学問所として建てられました。入場無料で見学出来ます。

庭園が一望出来る2階展望所や1階の喫茶のほか、文化活動で利用できる予約制の集会室があります。

「肥後細川庭園」を過ぎると、住宅街が広がります。このあたりも南傾斜の台地ですので、坂が多いです。

日本女子大学の南側にS字を描くこの坂、「豊坂」と言って由緒ある坂。文京区が設置したプレートによると、坂下に 豊川稲荷社があるところから名づけられたそうです。江戸期にはこの一帯は大岡主膳守の下屋敷で、明治時代になって開発された坂です。

目白台に住んだ大町桂月が『東京遊行記』に明治末期このあたりの路上風景を「目白台に上れば 女子大学校程近し。さきに早稲田大学の辺りを通りける時 路上の行人はほとんど皆男の学生なりしが ここでは海老茶袴をつけたる女学生ぞろぞろ来るをみるにつけ 云々」と記しています。近くの早稲田は男ばかり、ここは女学生ぞろぞろ、というのが面白いですね。

さて、この由緒ある豊坂に寄り添って建つのが今日紹介するマンション、「目白台豊坂グランドヒルズ」です。

総戸数49戸の全てが専有面積約97㎡~182㎡と大きくゆったりとしたプランで構成されています。

南傾斜の高台に位置する地形を活かして、南側に開口部を設けて、日照や眺望を確保しています。

また、これも地形を活かして、1階に自走式の地下駐車場を設け、セキュリティとプライバシーを確保しています。

エントランスの目には大きなシンボルツリーがそびえ、マンションの風格をさらに際立たせています。敷地内には植栽が豊富に設置され、丁寧に手入れもされています。

坂の上には、日本女子大の隣に区立の公園として最大規模の「目白台運動公園」もあり、テニスコートやフットサルコートでスポーツを楽しんだり、緑の芝生広場で遊んだりできます。

いかがでしたでしょうか。由緒ある坂と寄り添いながら、歴史と自然を感じながら暮らせるマンションですね。

最寄り駅は有楽町線「護国寺」駅から徒歩13分ですが、今日のように「江戸川橋」駅から江戸川公園を通るルートだと徒歩約20分。気分で使い分けてはいかがでしょうか。

 

もっと詳しく知りたい方はマンションの詳細情報も是非ご覧ください!

もっと詳しく(マンションライブラリのマンション紹介ページへリンクします)

ところで今日の散策中、神田川沿いの遊歩道で、不思議な光景を見たのですが、私の目の錯覚でしょうか・・?

 

 

『目白坂豊坂グランドヒルズ』

 

所在:東京都文京区目白台1

交通:東京地下鉄有楽町線「護国寺」徒歩13分

東京地下鉄有楽町線「江戸川橋」徒歩20分

築年:1993年9月

総戸数:49戸/9階

分譲会社:住友不動産

施工会社:清水建設

 

では、また来週、お会いしましょう!

 

 

石川勝
不動産鑑定士

東京カンテイにてマンションの評価・調査に携わる。中古マンションに特化した評価手法で複数の特許を取得する理論派の一方、「マンションマイスター」として、自ら街歩きとともにお勧めマンションを巡る企画を展開するなどユニークな取り組みも。著書「選ぶまえに知っておきたいマンションの常識 基礎編」「選ぶまえに知っておきたいマンションの常識 実践編」(エイ出版刊・「マンションマエストロ検定」公式テキスト)

 

 

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