ボンが見聞きしたあの街の美味しいお店2020/9/22

ワタシのご主人はこの家の奥様。毎日のようにワタシを散歩に連れて行ってくださる。

そしてご自身は美味しいレストランで毎日のように食べ歩き、カフェでコーヒーを飲み時々ケーキも食べ、その街の美味しいパンを買って帰る。たまに奥様のダンナ様もご一緒する事もあるが回数は限られている。そしてその日の食事報告をワタシに逐一してくださる。たまに私の食事分もドギーバッグに入れて持って来てくださる。。

 

あっ、私の名前はボン。オスのコッカースパニエル、4歳。

 

 

まだまだ新型コロナウイルスが落ち着かず散歩もまだまだ自粛がち。今回は外苑前の散歩レポートだワン。今頃ホントはオリンピックで賑わっていたはずのエリア。

秩父宮ラグビー場、神宮球場、色んなスポーツ会場もあるし、美味しいお店もあるのでコロナさえなければ本来は色々と楽しい街。今年は夏の神宮花火もなくなってしまって、寂しい限りだワン。

 

 

今日は奥様、義理の妹の暢子さんとランチでナシゴレンを食べたいと思ってわざわざ来たのは

 

 

 プリ・マデ

 

ランチメニューは4種類。

①ナンチャンプル…バリのおかずの盛り合わせ定食。サテ(鶏の串焼き、茹で野菜など)1000円

②サンバルシーフード…ランチでもっとも辛い料理。サンバルソース。950円

③ナシゴレン…バリ風チャーハン、鶏の串焼き付き。900円

 

④ミーゴレン…バリ風海老入り焼きそば。850円

 

もちろん③ナシゴレンをオーダー。それと一緒の暢子さんと①おかずの盛り合わせをシェアすることにした。

 

 

おかずには、サテ、ゆで卵、バビケチャップと呼ばれる豚の角煮、鶏肉、などが盛られている。ご飯はこちらでは抜いてもらった。

 

さて、お目当ての「ナシゴレン」のセットには、「ガドガド」…プチェルと呼ばれるピーナッツソースで和えて食べる茹で野菜。それが少量まず到着。

 

 

 

続いてスープは「ソトアヤム」と呼ばれるスープ。…生姜、鶏肉、唐辛子、春雨が入った体に良さそうな味。ピリ辛で美味い。

 

 

さて、本命の「ナシゴレン」。皿の横にはおかず同様プチェル=ピーナッツソースのついた「サテ」、「クルプック」と呼ばれる海老せんべいがつく。

 

 

ナシゴレンの上には黄身が半熟の目玉焼き。

ナシゴレンはピリ辛で好きな味。玉子、パプリカ、ピーマンなどが刻まれて入っている。コメはタイ米。

客の7割がたがナシゴレンをオーダーしている感じ。女性同士の客も多い。

 

厨房にはインドネシアの方らしき人が料理を作り、店のサービスは感じの良い女性の方が対応。

 

味だけでなくホスピタリティも良いので、また来たくなる。

 

ナシゴレンが美味しいお店のひとつとして覚えておいて損はないワン。

 

 

この日はランチ終わりで奥様パンを買いに行くつもりらしい。

外苑前駅近くにはほとんどパン屋さんはなく外苑前と表参道中間地点にある「パンとエスプレッソと」と言うパン屋さんにお邪魔した。

 

B パンとエスプレッソと  へ。

 

 

ここは『フレンチトースト』で有名。

 

お昼すぎ、店内は賑わっている。

 

本来、フレンチトーストは熱々を食べるのが理想だが、店内で出来立てを食べるには14時に予約開始、食べ始められるのは15時からと言うよっぽど余裕がないとなかなか食べれないカフェ。

ランチ直後でお腹もいっぱいだし、そこまで時間の余裕もないし、って言う状況での奥様にはその時間まで待つのは無理で、店頭に置いてある「特製フレンチトースト(税込680円)」を購入。…これは帰宅してから食べることにした。

 

 

 

(自宅にて)このフレンチトーストを電子レンジで1分ちょっと温めチン。ホカホカでいただけて美味しい。この店の人気食パンの「ムー」はバターがたっぷり入っていてそれを使って作られたモノ。そのバターの風味が香ばしく、添付されているメイプルシロップをかけて食べると美味しい甘さが口の中に広がる。食べているスプーンが止まらない。

 

もうひとつ、ハーフサイズの「ドゥミ(税込280円)」…これは普通に美味しい。

 

でも、やっぱりテイクアウトでもこれだけ美味しい「フレンチトースト」なら、奥様一回は店で出来立てを食べてみたくなったみたいだワン。

 

 

翌日奥様は親友のトンさんと待ち合わせして42年営業が続いているずっと人気のお寿司屋さんに訪問。 1978年(昭和53年)創業。

ダンナ様も近くで打ち合わせ兼ねたランチミーティングしているんだそう。

あとで合流予定。

 

 

おけい寿司

 

この店、生前の美空ひばりさんや高倉健さんが常連だったことは有名。

 

今日はランチで訪問。実は30年ぶりくらいの訪問。今回のランチに大将の鈴木さんはいらっしゃらず、今日は去年入った二番手の高山さんが握って下さった。明るい性格でお喋りも楽しい方。

 

ランチはコースのみで税込3900円と今どき真っ当にリーズナブルなお寿司屋さん。

それでいて江戸前とは何ぞやを再確認させてくれる店。

 

着席すぐに容器を持ってきてサービスの女性が手のアルコール消毒をする新しい生活様式。手で食べるから当然だね。そして体温チェック。カウンター席は間隔を空けてソーシャルディスタンスを守っている。コロナ対策3点セットって感じ。ドアは閉めたままなので換気はそこまで気にはしてない感じかな。

 

奥様は車で来た事もあり、飲み物は温かいお茶にした。

着席して3分。

 

 

早速「冷めたハマグリのスープ」から…ハマグリの熱いスープと言うか出汁だと思ったら冷たいと言うか常温のモノでちょっとビックリ。この方が胃に優しいのかしらん?それとも夏向け?まぁ、どちらにしても胃袋が運動を始める一杯。

 

 

「サラダ」…レタス、パプリカ、はるさめのように見えるぷちぷち食感のアルギン酸で出来た『海藻クリスタル』、ミニトマト、刻み海苔で構成。和風ドレッシングでいただく。

 

体を気遣う2品が続いた。

とにかく、この店はどこの寿司店も出さない世界でただひとつの寿司を出す店。

 

 

「イクラと酢飯」…イクラに絡んでいるのは「江戸むらさき」のような岩海苔の佃煮。これもこの店の発明品。多くの量は食べれないがちょっとクセになる味。

 

 

「鯛昆布締め」…江戸前ゆえ醤油をネタに塗って出してくれる方式。昆布で締めた旨味が鯛に移る。

 

 

「マグロ赤身の漬け」…ちゃんと美味しい。

 

「鰹」…皮目を焼いて、ニンニク醤油をつけて…皮香ばしく、身もしっとり美味い。ここまでで今日イチと奥様思っていたところで自身の撮影忘れに気づく。反省しきり。

 

 

「蒸しエビ」…想像していたよりもちょっと硬かった。

 

 

茶色っぽいモノが「タイの頭」、緑は「鮑の肝」…鯛の頭は冷凍して取っておき、まとまった時に手コネ作業をするんだそう。仕込み時間は相当かかるそうだが店の個性の出る一品。

ホームページの『おけいのお仕事』の項目にも「鯛の頭、鮑の肝、鮪」と言う白抜き文字だけが黒バックの背景に浮かんででてくるほど。味はそぼろのよう。

 

 

「半蒸しうに」…ウニは裏側が香りを持っているんだそう。その意味を活かすようにひと手間かけた一品。

 

 

 

「わさびも混ぜたマグロ中落ち」…脂が強いと山葵が負けるが、混ぜるといい感じで風味が活きる。白っぽく色がなっているのは山葵の影響。、

 

江戸前にしてはネタも酢飯の酢も酢は弱め。ちょっと思っていたモノとは違っていた。

 

 

ここで口直しに「ミョウガの甘酢漬け」…食べてさっぱりする。鮮烈なミョウガは暑い夏にぴったり。

 

 

「トロの先焼き」…中トロの先っぽを燻すように焼いたモノ。口に入れた瞬間、香ばしさが広がる。美味。

 

 

「味噌汁」…朧ろ昆布と刻みねぎを具にした味噌汁。

 

 

「穴子、ツメで、柚子の皮を削って」…割とツメも強く甘い主張する事なく上品。

 

 

「卵焼き」はこの店独特の手法『黒糖』を使ったモノ。そこまで黒糖の強い味はせず、上品にまとまった味付け。

 

 

「干瓢巻き」…これもまた黒糖を使い柔らかに煮た干瓢を胡麻と少しの山葵で味をふくよかにさせている。

 

江戸前らしく、保存食たる漬け、昆布締め、蒸し、オボロ、等に加工した握りを堪能。

昔からの手法のみならず、今風に作り替えた個性的な江戸前寿司が楽しめる。

 

昼は有難いほどリーズナブルで普段使いできる。夜は昔すぎて忘れているのでまた来てみようっと。

 

 

ダンナ様が来ていたのは四川中華の

 シャンウェイ

 

 

客の8〜9割はランチ時このメニュー「蒸し鶏のネギ醤油」をオーダーする。

 

 

その前に、ブロッコリーやら、もやしの煮付けやらレタスサラダやらが10皿もあって「サラダビュッフェ」と呼んでいる食べ放題ゾーンがある。サラダの他に「揚げ豆腐とコンニャクを煮込んだ」お皿や「パスタ」や「パイナップル」まであるのでさながら「お惣菜ビュフェ」と読んだ方が適している気がする。

 

それを取りに行っている間にお茶とライスとスープがテーブルにセットされていた。

効率的で隙がない。しばらく食べていると、注文した「蒸し鶏のネギ醤油」が到着。

 

 

 

 

ダンナ様のミーティング相手がオーダーした「麻婆豆腐」も食べさせてもらったけど、こっちは普通かな。

(ランチはどのメニューも、惣菜バー、ご飯、スープ食べ放題)

 

夜メニューで人気の「毛沢東スペアリブ」と「黒炒飯(烏龍茶で炒める炒飯)」はさすがに昼は作ってくれないようなので、今回は諦めた。

 

 

「蒸し鶏のネギ醤油」は骨までかじれる、肉ももちろん箸を軽く入れるだけで、ほろっと崩れる柔らかさ。これをご飯に乗せて、セリと一緒に食べるとセリのシャキシャキ食感と肉の柔らかさ、ご飯に沁みたタレが絶妙なハーモニーを醸し出す。

 

美味い…。

と、ダンナ様は思わず呟いていたので、よっぽど美味しかったのだろう。

 

 

その 夜はダンナ様を交えて久々に食事。あの人気過ぎて予約がなかなか取れない

 

傳  へ。

 

 

奥様も必死で年に一度なんとか来る程度。今回も久しぶりの訪問。最近は情熱大陸出演や2018年度の「アジアのベストレストラン50」で2位、2019年は3位、「世界のベストレストラン50」で2018年は17位、2019年は11位と日本の最上位獲得の影響もあるのかもしれないけど、以前よりさらに人気過ぎて予約が取れない…。

 

今回は個室にて奥様とダンナ様以外の2人は初めての訪問。奥様のお友達のトンさん、寺ちゃんを呼んで食事スタート。

 

 

 

料理は定番スペシャリテの「最中」から。長谷川料理長から奥様はいつも食べてるから別のものも用意すると言われたが、久しぶりなので、あえて最中を選択。今日はスモモ、いぶりがっこ、フォアグラの組み合わせ。やっぱり美味しいし、これを食べないと「傳」に来た感じがしない。

 

 

「ピュアホワイトとゴールドラッシュと湯葉」…絶妙な甘さと食感、美味しい。

 

 

 

 

これも定番スペシャリテ「傳タッキーフライドチキン」。

この日の中身は葡萄やらナッツやら。何が入っても安定的に美味しいのがスゴイ。

 

 

「カンパチの背中とお腹」…1日寝かせて2日目。梅肉でいただく。猛暑にスッキリな清涼感。

 

 

「鮎の開き焼き」…鮎の開きは珍しい。そこに味を添えるのは鮎の肝で去年からつけて置いたもの。同じ鮎を当たり前の食べ方から変えてしまう、発想次第で別のご馳走にしてしまう事がスゴい、印象に残る一つのサプライズ。

 

 

「ウニの塩辛」…塩を控えたウニ塩辛。お酒に合うので、ちびりちびりと。

 

 

定番の「アリさん入りサラダ」。

 

 

「牛、鶏、鰹、野菜の4種の出汁スープ」…優しい味で美味い。

 

 

 

 

 

〆の食事は「牛肉」とさらには「じっくり揚げた穴子」の2種。後者は混ぜご飯にして揚げられた穴子のカリカリ感とご飯の柔らかさとの組み合わせが絶妙。

 

 

食後、他のお客さんが全員帰った後も、ずーっと今の食の業界の話やらキノコ狩りの話やらじっくり、奥様は料理長と語り合い楽しそう、そして美味しかった。

 

やっぱり懐石料理の堅苦しい世界でなく楽しい和食の店。

どちらも良いけど、食後のハッピー感は傳の方があるワン。この日、イギリス人カップルがお客さんにいて、長谷川さん達も仕組んだ誕生日祝いが始まり、さらにしばらくしてからその彼から彼女になんとプロポーズが…。これは長谷川さんも知らなかったハプニングだったようで「ドキドキした」と…こうして店中がハッピーな雰囲気に包まれた。

そう、これが傳なんだよなぁ。

 

今回もハッピー和食にありつけたみたい。

 

奥様は傳に来るとホント幸せそう。それが傳の食事のチカラなんだワン。

 

 

帰り道も幸せ気分。次回も外苑前へのポタポタ散歩予定。GOTOイートが始まりそうで、コロナ感染に注意しながらの食事も続くだろうけど、少しは以前のように楽しく食事が出来るようになって欲しいワン。

 

* 文中に出てくるBはパン屋さん、数字を囲む◯は昼間の利用、●は夜利用を表すワン!

* この情報は作者とボンの散歩時点のものであり、変更が起きている場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。

 

 

 

川井潤  食関係含めた幅広いプロデューサー

食に限らず多くのプロジェクトを手掛ける。テレビ番組「料理の鉄人」企画ブレーン(1992年~97年)。地域や食のため世界中に出向く。ほぼ外食生活。食べログフォロワー数日本一。食雑誌dancyu等、執筆多数。

https://tabelog.com/rvwr/kawaijun/ 

https://magazine.tabelog.com/articles/author/kawai_jun

https://goetheweb.jp/restaurant/slug-nee725999900f

#グルメ

ボンが見聞きしたあの街の美味しいお店 についての記事

もっと見る