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美的 Life Stye by 花千代2017/9/18

フランスに住んでいたころ、よくBricolageという言葉を聞きました。

ブリコラージュ、日本語では日曜大工、今の若い人の感覚だとちょっとしたDIYといったところでしょうか。

 

 

パリ版東急ハンズのようなデパートのBHVやCASTORAMAなどはいつも人で賑わっていましたし、ワンルームの友人達のアパルトマンに遊びに行っても皆キッチンの棚や、椅子カバーなどちょっとしたものは気軽に楽しく作っていました。

ブリコラージュの範囲は広く、自分でする家の修理、修復などの大掛かりなものから、庭仕事やデコレーション、ベンチや踏台など家具製作や壁紙貼り、ペンキ塗り、カーテンやベッドカバーなどファブリックを使っての制作や、椅子のクッション部分の張替えなど、多岐にわたります。

 

フランスに住んだ4年の間に私もすっかり友人たちの影響を受けて、最初は面倒で大変…と思っていたブリコラージュに色々挑戦しました。

フランスの一般人は結構手先が不器用な人も多いので、見るとペンキが均等に塗れていなかったり、カーテンのフリンジが揃っていなかったり、よく見るとえっ!!ということがあるのですが全く気にしません。

自分の家や部屋を自分スタイルで飾るのに無上の喜びを感じる国民性なので、買っただけのもので空間を埋めるより、ちょっとでもオリジナルなものや、自分の工夫した手作りのアイテムがあることが自慢なのです。もちろん、経済的な節約という部分もあります。

 

 

そんな中、日本に帰ってきてからも気軽にトライしているのはペンキ塗りです。

これは以前ペイントした鏡です。ZARAホームのバーゲンでフレームが気に入って安く買った鏡ですが、ナチュラルカラーの色が自宅にマッチしないので黒にペイント。

 

 

マスキングテープをミラー面の縁に貼って艶ありの黒色を刷毛でペイント。

普通は全体を黒で塗るのでしょうが、何となくインスピレーションが湧いてきて、これはムラに塗ったら違う美しさがある!と思い、地色のサンドベージュ部分を少し残したムラ染めにペイントしてみました。

 

 

さらにミラー部分にわざと刷毛で遊びの水滴模様をプラス。フレームのムラ染めと相まって、なんとも楽しい鏡になったと思うのですが、いかがでしょうか?

今では山荘のバスルームの更衣所壁面にかけている鏡ですが、泊まりに来るゲストから面白い鏡どこで買ったの?と聞かれるたびにペイントしたことを自慢げに説明するので(笑!)程よいカンバセーションピースにもなっているのです。

 

賃貸など制約も多い中、壁など面積の広い部分をペイントするのは現実的でないのと初心者にはハードルが高いと思うので、このように鏡や、椅子、ミニチェストの取っ手部分だけなど、色変えしてみるのはいかがですか?

マスキングテープのコツさえ掴めばとても簡単!

平凡な白のチェストも取っ手の丸いボタン部分を赤やピンクに塗り替えたりするだけで、ほんの小さな面積でも劇的に印象が変わります。

匂いの少ないアクリルや水性ペイント、刷毛に苦手感のある方にはスプレーもあるので用途によって選んでください。

週末にするペンキ塗り…楽しいブリコラージュへの一歩です!

 

花千代 フラワーアーティスト
パリにて4年間フラワーデザインを学ぶ。
帰国後、CMや映画のスタイリング、イベント装花や店舗ディスプレー、ホテルのフラワーアートディレクションなど多岐わたって活躍。
2008年洞爺湖G8サミット公式晩餐会会場装花、2013年オランド仏大統領総理官邸公式ランチョン、APEC総理公邸晩餐会で和のテーブル装花なども手がける。
2013年、2015年と夏目漱石原作芝居「三毛子」と「「こころ」の舞台美術を、2016年新作「乙姫さま」の舞台美術をそれぞれ三越劇場にて担当、テレビ東京「ソロモン流」NHK「グランジュテ」などTV出演、ジュエリーや家具、シューズデザインなどコラボワークも多い。
近著に「花千代流テーブル&フラワースタイリング」誠文堂新光社

Hanachiyo Flower Design Studio  http://www.hanachiyo.com/

https://www.facebook.com/Hanachiyo

 

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