今週のチラ見物件2020/7/7

皆さん、こんにちは。

マンションマイスターこと、不動産鑑定士の石川です。

 

本格的な梅雨入りになりました。そんな季節にもたまの晴れ間にどうぞ、「今週のチラ見物件」、90回目です。

 

毎週1回、マンションマイスターの私がいろいろなエリアに降り立ち、気になるマンションを紹介していきます。

駅で待ち合わせて、周辺環境を紹介しながらマンションまで案内するという、バーチャルな体験を一緒に楽しんでくださいね。

 

今回は、新宿、原宿・渋谷に挟まれて控えな目な存在ですが、実は「住みやすい街」としてちょっとした穴場の「代々木」駅からお届け致します。

JR山手線と、都営地下鉄大江戸線が走る代々木駅です。距離的には新宿駅南口も徒歩10分足らず、タカシマヤタイムズスクエアなどもすぐ近くに見えています。

駅の東側にそびえるのはNTTドコモ代々木ビル。ニューヨークの摩天楼を思わせるデザインが特徴で、夜はライトアップされます。一際目立ちますが一般の人用の展望台などはありません。

西口のスクランブル交差点を渡ると、事務所、店舗、予備校・専門学校などが建ち並び、人の往来も多いです。

交差点すぐの予備校跡地にに誕生した「代々木village by  kurkku」です。あのMr.childrenなどを手掛けてきた小林武史氏率いるプロフェショナル集団「kurkku」がプロデュースし、2011年に誕生した商業施設です。

600坪超の敷地には緑豊かなガーデンが広がり、世界中を巡って選んだユニークな植物たちが美しく施されています。プラントハンターと呼ばれる花・植木の卸問屋「花宇」の5代目、西畠清順氏によるもの。

産地直送のバル、最高峰の音響設備を備えたミュージックバー、バリスタが手淹れするカフェ、ベーカリー、ギャラリーなど多彩なお店が並んでいます。

施設全体のインテリアは、インテリアデザイナー・ワンダーウォール片山正通氏が担当しています。

また、メイン通りを駅からすぐ歩くだけで、スーパーやドラッグストアなど生活に便利なお店が充実しています。

お洒落なお店だけでなく、こうした雑居ビルに飾らないお店が多く入っているのも、背伸びしなくていいところ。

北側へ1本入ると狭い通りにお店がぎゅっと建ち並ぶ「千代通り」。ここは「代々木商店街」で、小田急線の「南新宿駅」にかけてバラエティに富んだ小さな店舗が集まっています。

路地を一歩入れば古い町屋が残り、2代、3代と老舗の商売を守っている店があります。

どこか懐かしい昭和の香り。戦後の復興時から、駅前に間口一間半のバラックが建ち並び、マーケットとなって賑わったそうです。

小田急線の「南新宿駅」。小田急で最下位の足柄駅に次ぎ、2番目に乗降客が少ない駅だそうです。それもそのはず、歩いてすぐ新宿駅ですもの。

さて、代々木駅改札前に戻って、新宿方向へ北上します。この二股に分かれた左の道を進みます。

予備校や専門学校も多いせいか、手頃な価格のチェーン飲食店舗が多い通りですね。

小田急線の線路を超えると、右手は「JR東京総合病院」です。運営会社はその名のとおりJR東日本で、呼吸器内科・循環器内科など28科目を診療可能です。駅至近にこうした総合病院があるのも、「住みやすい街」として納得ですね。

このあたりから高層の新しいオフィスビルが目立ってきます。

そんな中、赤茶のレンガ色の味のある建物が見えてきました。今日紹介するマンション「ニュースメイトナー」です。

1976年築、総戸数900戸を超える、この時代では稀有な大規模マンションです。建物はオフィス棟とマンション棟がありますが、現在は大半の住戸がSOHO、ベンチャーオフィスとして使われているようです。

 

オフィス棟は3階建てで、マンション棟へ続くアプローチがアーチ状の門構え。まるで西欧のお城のよう。

そしてアーチ状の門を抜けると、マンション棟です。

そのボリューム感に圧倒されます。背後の高層ビルよりも存在感がありますね。

エントランスは車寄せがあり、またエントランスホールにはコンシェルジュカウンターがあります。

建物の造りやエントランス廻りが、どこかホテルを彷彿とさせますね。それもそのはず、当初はホテルとして計画されたものの、最終的にマンションとして分譲されたそうです。

実は、このマンション、「出世マンション」との異名も持ち合わせているそうです。会社を立ち上げる際の事務所として利用されることが多く、このニューステイトメナーから大企業になった会社も多いそうです。隣に住んでいた人が・・と想像すると、夢を感じますね。

 

目の前のオフィスビルには、地下にレストランショップがあります。また、新宿駅への地下連絡通路があり、ここからは雨の日でも濡れずに駅まで行けて便利ですね。

いかがでしょうか。築40年超たっていても、人々で賑わい活気のある建物。時と共に熟成されたようなこの風格。まさにヴィンテージマンションに相応しい佇まいですね。

もっと詳しく知りたい方はマンションの詳細情報も是非ご覧ください!

もっと詳しく(マンションライブラリのマンション紹介ページへリンクします)

 

 

『ニューステイトメナー』

 

所在:東京都渋谷区代々木2

交通:JR山手線「代々木」徒歩6分

築年:1976年2月

総戸数:906戸/14階

分譲会社:フェアレーンズ

施工会社:東海興業

では、また来週、お会いしましょう!

 

 

石川勝
不動産鑑定士

東京カンテイにてマンションの評価・調査に携わる。中古マンションに特化した評価手法で複数の特許を取得する理論派の一方、「マンションマイスター」として、自ら街歩きとともにお勧めマンションを巡る企画を展開するなどユニークな取り組みも。著書「選ぶまえに知っておきたいマンションの常識 基礎編」「選ぶまえに知っておきたいマンションの常識 実践編」(エイ出版刊・「マンションマエストロ検定」公式テキスト)

 

 

 

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