ボンが見聞きしたあの街の美味しいお店2020/7/1

ワタシのご主人はこの家の奥様。毎日のようにワタシを散歩に連れて行ってくださる。

そしてご自身は美味しいレストランで毎日のように食べ歩き、カフェでコーヒーを飲み時々ケーキも食べ、その街の美味しいパンを買って帰る。たまに奥様のダンナ様もご一緒する事もあるが回数は限られている。そしてその日の食事報告をワタシに逐一してくださる。たまに私の食事分もドギーバッグに入れて持って来てくださる。。

 

あっ、私の名前はボン。オスのコッカースパニエル、4歳。

 

 

 

 

新型コロナウイルスの影響でまだちゃんとオープンしていない店も多く、外食も行ってみたら休みと言う店も多い。散歩も自粛気味。今回は東銀座で二回ほどレポートするワン。

 

東銀座駅直結の歌舞伎もずっとお休みでファンはさぞ残念な事。奥様も歌舞伎大好きなので今回はついつい歌舞伎座を覗くに来たみたいだワン。

 

奥様は友達の寺ちゃんとまずはランチへ。歌舞伎座の裏手を2〜3分歩いたところにあるピッツェリアへ。

 

 

①ヴォメロ…

2019年食べログのピッツァ100名店に選ばれている東銀座の人気ピッツァ店。

 

奥様はピッツァ屋さんに行くといつも決まって、「マルゲリータ」か「マリナーラ」しか頼まない。シンプルなピッツァが好きなのと、ちょっと保守的になっているみたい。

あとはデザート的に蜂蜜を掛けるつもりで「クアトロフォルマッジ」って感じか。

冒険してないワン。

 

今日は奥様、そんな自分の殻を破ろうと、いつもと違うピッツァを頼んでみようと思ったみたい

朝見た占いが獅子座最低だったこともあって…。

 

ピッツァランチは税込1320円。

ピッツァの種類は6種類。

 

寺ちゃんはメニューを既に決めていて、「ジョルジュ」と言う燻製モッツアレラ、チェリートマト、赤玉ねぎ、ニンニク、オレガノ、バジリコの乗るタイプのピッツァに決めていた。

 

さて、奥様はどうする。少し「ジョルジュ」と似通っているかもしれないが「チチニエッリ」と言う名のシラスを乗せたピッツァにしたみたい。

燻製ではないモッツアレラチーズ、チェリートマト、ニンニク、バジリコ、この素材はほぼジョルジュと同様の構成。大きな差は一方はシラス、一方は赤玉ねぎがある事。

 

 

実はこの赤玉ねぎのシャキシャキ感が「ジョルジュ」の魅力。シェアして食べさせてもらうと結構美味しい。

 

 

一方奥様の頼んだ「チチニエッリ」はシラスはふんだんに入っているが、そこまで風味も出ず、ぼわんとして味に特徴がない。思わず、店の人に赤唐辛子入りのオリーブオイルを運んできてもらい掛けて食べる。

味が引き締まって美味しくなったみたい。

 

 

ランチではこのピッツァのセットに前菜(野菜サラダとポテトサラダとイタリアンキッシュ=トルタサラータ、モルタデッラ=ロマーニャ地方の伝統的なソーセージとパンが乗る)と飲み物(コーヒー、紅茶、それぞれホットとアイス、その他にアイスピーチティー)がつく。…結構、ボリュミー。

隣のテーブルに運ばれて来たピザの大きさを見て多分食べきれない予感がして来た。

 

 

飲み物は奥様は「ピーチティー」をオーダー。甘いけど美味しく確かにピーチの味のする紅茶。

 

やはりパンがお腹に響き、ピッツァが食べきれず2人とも数片残してしまったので、持ち帰れるか聞くと、快い返事が返って来た。こう言うの気持ちいいなぁ。

ピッツァの箱に入れてお持たせにさせてくれた。

 

全体的にボリュミー。でも隣の若い女子はペロリとピッツァ一枚を素早く平らげていた。味は美味しいが今日に限っては「ジョルジュ」が美味しい。次はやっぱり「マルゲリータ」か「マリナーラ」を食べに来たいと奥様は思っているよう。

 

 

歌舞伎座そばの交差点『三原橋」』を渡るとあるパン屋さん。

この日はこのパン屋さんまでで明日以降再び東銀座に寄ることに。

 

 

B俺のベーカリー

今日のお目当ては明日の食パンと坊ちゃん用に玉子サンド。

俺のグループの食パンは恵比寿や銀座松屋近くの店でも何回か購入したことがあるが、種類は変わってもどれも美味しいので奥様は安心して買っているよう。

 

14時過ぎに訪問しスムーズに購入。

 

 

 

「厚焼きたまごサンドイッチ(辛子入り)税込680円」…「天のや」の玉子サンドに見た目は近いか。ただ食べてみると天のやのモノは和風出汁が効いているが、こちらは案外マヨネーズ味が主張しつつもバターと隠し味の醤油が効いている。そして天のやは耳をカットしているが、こちらは耳をつけたまま。実はこの耳まで含めて生地が柔らかく、甘い風味もあって美味しい。パンに自信がある証拠。坊ちゃんは気に入った様子でガシガシ食べている。

 

 

「マスカルポーネとはちみつ(税込一斤900円)」…食パン。店頭に焼き立てが並べられていてもちろん奥様それを買わずにはいられない。

家に帰って奥様早速食べてる。マスカルポーネチーズをたっぷり入れていると表の看板に書いてあったが、食べてみるとそこまでチーズ感は強くない。美味しいからそれで十分だけど。発酵バターやはちみつが混ぜられた食パンは確かに味もリッチ。生食でパクパクいってしまうので、セーブしないと明日の朝までになくなってしまう。味や生地的にはブリオッシュに近いか。

 

となると、ジャムなど何もつけなくてもパン自体が美味しいから食べてしまうのも仕方ないワン。何を一緒に食べると合うかは明日試してみるみたいだワン。

 

 

という事で翌朝、塗ったのはバター、苺ジャム、ブルーベリージャム、カカオバター、あんバタークリームの6種類。後者のカカオバターとあんバターは合いまくり。

 

 

さて、翌日再度東銀座へ。

今日もまずはランチで超有名なカレーの

 

 

ナイルレストラン へ。

言わずと知れた「ナイルレストラン」の人気定番「ムルギーランチ(税込1500円)」。またの名をインド風鶏ランチとメニューには書いてある。

 

マッシュ状のじゃがいも、炒めたキャベツ、やわらか〜く煮込まれた鶏(どうやら7時間かけて煮込んでいるそう)、そしてイエローライス。これらを徹底して混ぜる事で美味しくなるよ、としつこい程言われる。

 

 

 

 

テーブルに料理が来ると店側が鶏の骨を取り、肉を大まかに切ってくれるが、その後のまぜ作業はもちろんそれぞれの客がやる作業。

 

以前の店主のナイルさんも店には健在。

奥様としては多分、30年ぶりくらいの訪問。その頃同様ランチ時に30年間変わらず行列が出来続けているのがスゴイ。

 

味も前よりも美味しく感じたし、東銀座来た時は寄りたい店リストに改めて加えることにしたい。

奥様は散歩もあるし真昼間で断念したが、隣のテーブルで飲んでいた「マハラジャピルスナービール」がやけに美味しそうに見えたみたい。

 

 

 

自粛続きがようやく解け、デパートもオープンし始めたので小一時間銀この周辺をブラブラ。ちょっと疲れたのでお茶で休憩する事に。

 

 

トンさんと喫茶店のC「三十間 銀座本店」へ。

 

銀座でゆったりゆっくりお茶のできる貴重な空間。

 

この店、この辺りの待ち合わせにたまに使わせてもらっている。

「さんじっけん」と読む。

 

コーヒー豆は系列店である「やなか珈琲店」の焙煎したモノを使っているのだそう。

 

この日は「コーヒーフロート」をオーダー。

 

 

コーヒーフロートであってもガムシロップを要望すれば出してもらえるがデフォルトでは入っていない。

もちろんガムシロップは使わず奥様はいただく。

アイスコーヒーに氷が入っていないため、コーヒーの美味しさがストレートに伝わって来る。しかも水出しと言うこだわり。

 

 

乗っかっているアイスクリームに別に用意された挽きたてのコーヒーの粉を掛ける。コーヒーの香りがより立ちコクある美味しさがグッと感じられる。

 

ここで普通にホットコーヒーを飲むとカップ2杯分のコーヒーがポットにで提供されるのも嬉しい。ゆったりゆっくりコーヒーを楽める。

銀座では貴重な空間。

 

 

ゆっくりと休憩してから今夜の会食予定のお寿司屋さんへ向かう。トンさんとダンナ様と3人で。銀座でリーズナブルで、でも美味しいまだそこまで知られていないお寿司屋さん。

 

 

❺「すし処 志喜」…

奥様の親友のトンさんが毎月のように通う店。誘われていたが今回初めて訪問。

店名は四季を楽しむ、お客さんが喜んで自分も喜べるの意味も込めて「志喜」。

 

吉村匡史大将は岩手出身。東北Loveもあってか、ちょいちょいネタに東北ものが入ってくる。ただ基本は葉山の魚卸の長谷川さんのネタ。相当仲が良さそう。

カウンターのみで、詰めて10席。9席がちょうど良い感じ。

 

さて料理…しばらくお任せのつまみが続く。

 

 

(1)「クエ」…高知土佐清水、モリで突いて水中神経〆したモノ。

(2)「つぶ貝」…こうして少しづつネタを楽しませる方式。

 

 

(3)「岩手釜石の泳ぐホタテ」…食べる時点で生きいるホタテだった。ちょっと嬉しいし旨し。

 

 

(4)「ホタテの心臓」…これは見たことなかった、言われなければ何だかわからない。

 

 

(5)「ホタテのアイス、礼文のウニを乗せて」…これもビックリ!ホタテのアイスは濃くもなく嫌味のない味。ウニのトッピング含めこんな料理、よく考えるなぁ。

 

 

(6)「毛蟹の海苔巻き」…パリパリ海苔に中身は毛蟹100%、美味くないわけがない。

 

 

(7)「茶碗蒸し」…大きな蛤から出汁をとった茶碗蒸し。出汁が出切った蛤もそれでも十分うまいし、染み込んだ茶碗蒸しもいい味が出ている。

 

 

 

これは握り【1】「かます、昆布〆」…酢飯が硬めで小ぶりで好きなタイプ。美味しくいただいた。握りスタートなのか?と思いきやこれだけ箸休め?のような感じでまたオツマミが再スタート。

 

 

(8)「蒸し鮑と水ナス、アワビのジュレ」…鮑が来た〜、柔らかい身。水ナスは食感が異なり楽しいアクセントをもたらす。

 

 

(9)「干しエイに三つ葉」…え?美味しい、このエイ。三つ葉も味が濃い。エイはやっぱりご馳走だな。

 

 

(10)「干エイのレバー」…初めて食べた、こんなに美味しいとは。珍味珍味。

 

 

(11)「サゴシ=サワラの子供」…岩手のホテルで摘んだ木の芽と山葵で。木の芽のチカラが強い。

 

 

(12)「クエのしゃぶしゃぶ」…生七味、ポン酢、でいただく。

 

 

(13)「カツオの仲間のスマのたたき」…先週から寝かせて、旨味がしっかり出ている。

 

 

(14)「岩手のトキシラズ、真竹」…両方とも旨くてみんな黙って食べている。

 

 

【2】「胡麻鯖を赤酢握りで」…ここで再度握り。

 

 

(15)「軽く燻製したイワシ」…と、大将は説明したが、決して味からすると軽くではなくしっかり燻製している。

 

 

(16)「わさび菜」…ツーンと鼻にくるが美味しい。

 

 

(17)「もずく」…いろいろ出てくるなぁ。

 

 

(18)「クエのスープ」…よーく出汁の出た滋養たっぷりな感じ。

 

ここからにぎり連発。

 

 

【3】「アオリイカの握り」…3.4 キロのアオリイカだそう。まったりと大変美味

 

 

【4】「コショウダイ」…鯛と言うけどイサキの仲間。割と希少な魚でそろそろ6〜7月が産卵期で味が落ちてくるので、ギリギリのシーズンか。

 

 

【5】「イサキ」…歯ざわりがコリコリ。

 

 

【6】「ヒメコ鯛」…繊細にて旨味あるネタ

 

 

【7】「かすご鯛」…珍しく葉山の長谷川さんから仕入れたものでなく豊洲から。これは大好きな魚。

 

 

【8】「タチウオ」…最近の中では一番良いタチウオだと大将は言う。たしかに脂が甘くて美味しい。

 

 

【9】「コハダ」…赤酢の酢飯で。キュッしまっている酢が印象的。

 

 

【10 】「金目鯛」…ラッキーにも今年一と言うが脂がホントに美味い、上顎で溶ける。

 

 

【11】「中とろ」…岩手大船渡で上がったマグロ。はい、何も言うことありません。

 

 

【12】「車海老」…置き方が天本さんの軽めっぽい。海老は弾けるほどぷりっぷり。

 

 

【13】「アジ」…伊東のアジだそう。緑色がのるが、この味も濃くて美味しい。

 

 

【14】「ミニミニ三色うに丼」…利尻バフン、積丹むらさき、唐津赤ウニ、のオンパレード。はい、至福の時

 

 

【15】「メカジキ」…岩手の木の芽の葉っぱ、軽く味噌漬けしたモノ。

 

 

【16】「黒ムツ」…握らず酢飯と一緒に。キンメと違って皮目をしっかり焼いたほうが美味しいネタ。

 

 

【17】「穴子」…甘いツメでいただく。

 

 

【18】「〆の巻物」…かんぴょう、真竹、しいたけ、三つ葉を具にして巻いたモノ。それぞれがしっかりした味でありつつバランスが取れて美味。

 

 

(19)「しじみのお吸い物」…なんだか最後にホッとする体に優しい出汁スープ。

 

 

(20)「玉子」…甘さ控えめ。ペロリと行ってしまう。

 

 

(21)「フルーツほうづき」…愛知のモノ。濃厚で甘い。

 

 

(22)「アイス」…左は玄米、右はほうじ茶、のアイス。玄米茶のアイスが殊の外美味しい。

 

寿司も良いけど、数多く出るツマミの、レベルが高くて嬉しい。お酒が飲める人は酒の進むツマミだし、あまり飲めなくてもこの珍味オンパレードのバリエーションは楽しく、美味しい。

結局この日はつまみやデザート合わせて22品、握り18貫、計40品。

もちろんお腹いっぱいだけど、たくさん食べた割には小さめのポーション、寿司飯も小さめなので、ペロリといけてしまった。

 

少し飲んでこれで2万円程度。銀座にありながらこの料金なら使いやすい。

 

奥様もダンナ様もお腹いっぱいで動けないみたいだワン。

今回はこれでお終い。

 

次回も東銀座をポタポタと散歩する予定のようだワン。

 

 

* 文中に出てくるBはパン屋さん、数字を囲む◯は昼間の利用、●は夜利用を表すワン!

*この情報は作者とボンの散歩時点のものであり、変更が起きている場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。

 

 

 

川井潤  食関係含めた幅広いプロデューサー

食に限らず多くのプロジェクトを手掛ける。テレビ番組「料理の鉄人」企画ブレーン(1992年~97年)。地域や食のため世界中に出向く。ほぼ外食生活。食べログフォロワー数日本一。食雑誌dancyu等、執筆多数。

https://tabelog.com/rvwr/kawaijun/ 

https://magazine.tabelog.com/articles/author/kawai_jun

https://goetheweb.jp/restaurant/slug-nee725999900f

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