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大人にはBarが必要だ2017/9/11

 

あなたはBarと呼ばれる場所に行かれることがあるだろうか。

「お酒が弱くて…」「美味い酒なら家にあるし…」「行きたいけど、一人ではね…」etc…

Barに行かなくても、人生楽しいという方は多いだろう。

が、しかし。

ここでは敢えて主張させて頂こう、「大人にはBarが必要だ」。

なぜなら、Barでしか得られない、素晴らしい時間、思ってもみない経験があるからなのだ。もちろん出会いだってある。さらに、そうしたものは、若い頃よりもR50ぐらいの大人になってからの方が大きく、記憶に残るものが多い。

それらは、これからの人生を豊かにするために必要なものではないだろうか。

 

そんな大人にふさわしいBarを、厳選してご紹介していきたい。

 

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前回に引き続き、カクテルファンタジスタ:秋谷修二氏のカクテルを紹介してみたい。

今回も「R50に初秋を感じさせるものを」というリクエストで作っていただいた。

 

 

1杯目「Wa-rron-Flip」

このカクテルが目の前に置かれたら、大概のスイーツ好きは顔がにやけてしまうのではないだろうか。香しいカクテルの上に乗った、和風マロングラッセとマカロンは、これから始まる“大人の栗狩りとお茶の時間”への、魅惑的な誘いを暗示しているかのようである。

 

秋谷氏にこのカクテルへの想いについて尋ねてみた。まずはネーミングから。

「Wa-rronとは、和栗を使ったマロンのカクテルですから」と、にこやかに答えてくれた。そう、秋谷氏は意外にも(?)、掛詞がお好きなのである。

「フリップというのは、あまり最近では余り多く作られることがない、卵黄やクリームを使って作る“フリップスタイル”という名前から取りました。これはヴィンテージカクテルに近いスタイルですが、ジェントルマンがよく飲まれていたカクテルということなので、50代の皆さまに相応しいのではないかと思いました」。

 

まず一口飲んでみた。栗の香りと甘味の、えも言われぬ奥深さに引き込まれるが、同時に紅茶の香しさに、よろめきそうになる。

今回もレシピを教えてくださった。「このカクテルは、僕の代名詞でもあるコニャック、X.O、そしてロンサカパ、最近日本のバーテンダーの方が監修されたTEAraという紅茶リキュールを使わせていただいております。そういう意味では酒精としてしっかりと使っています。あとは、和栗のピューレ、ミルクティー、和三盆、バニラのシロップです」。

素材を聞いて、まさに納得。“飲むモンブラン!”と思った瞬間、「これはフランスのモンブランを意識してみました。大人の方のカクテルということで、大人の栗狩り、そしてお茶の時間をイメージしたので、和栗と紅茶を使ってみました」とのお言葉が。

更に「グラスに添えてある和栗はキャラメリゼしてあり、このマカロンにはビターズを加えてあります。マカロンとマロンの言葉も掛けてあります」。。。どこまで本気かわからないが、本気で大人にふさわしいカクテルであることは間違いない。

 

 

「酒精はしっかり感じていただけますが、卵黄や他の素材をもしっかりと使用してあるフリップスタイルなので、口当たりや酒精としても、やわらかく感じていただけると思います。大人な苦みもお紅茶で。大人のモンブラン、ビタースイーツな味わいかとも」と、秋谷氏は語る。まさに大人の時間にふさわしい1杯だと言えよう。

しかしこんな手のこんだカクテル、その場ですぐ頼めるのかと尋ねたら、「栗を用意する時期になりましたら、常にラムとシロップに栗を漬け込んでいるので、いつでもお飲みになれます」とのこと。

栗シーズンが本格化した今、スイーツ好きならば一度は試してみなければなるまい。

 

【Cocktail Recipe】

Hennessy X.O

Ron Zacapa

TEAra (Tea Liquor)

Marron Puree

Milk Tea (Assam)

Ginger Bitters

Homemade Vanilla syrup

Egg Yolk

 

Dec

Biscuit

Macaron

Marron(caramelized)

 

 

~2杯目を頼む前に、ちょっとブレイク~

秋谷氏はこの職に就くまでは、なんとブラジル留学をするまでの本格的なサッカー選手だったのだ。当時は、サッカーチームにおけるファンタジスタ、今は活躍の場を移して、Barのカクテルにおけるファンタジスタになったというワケ。

Barの雰囲気か、カクテルの美味しさか、秋谷氏のお人柄&ヴィジュアルかは知らないが、銀座のBarなのに、女性客が5割を占めているのは、結構まれではないだろーか。。。

 

 

 

さて。

2杯目「Harvest ~Shukaku-sai ~」

小さな籠一杯に盛られた葡萄を見ただけで、このカクテルが意味するところは理解できる。そう、秋といえば、実りの秋、収穫の秋である!

秋谷氏のこのカクテルにこめた想いは、ネーミングにも表れている。「初秋といえば、さまざまなものの収穫の時期であり、フランスなどでも収穫祭など行われるということで、海外ではよく耳にすることがあると思います。今回は、大人の秋の収穫=ブドウ狩りをイメージさせて作らせていただきました」。

更に「酒精はしっかり葡萄で作られたHennessyX.O、葡萄で作られたウォッカのCIROC、種のない山梨産の葡萄を使っております。そこに酸味としてレモン、その酸味と苦みとのバランスでクランベリージュースを。そして和三盆とグラニュー糖に赤味をつけて、少しクエン酸も加えた、しまった感じの自家製のシロップを加えております。また、華やかな夏の終わりをイメージして、自分が北海道出身なので、8月はラベンダーの収穫ということで、ラベンダーの自家製ビターズを加えております。」とレシピを紹介いただいた。

 

 

まさに葡萄尽くし!グラスの横に添えてある、小さなバケットにはフレッシュな葡萄が山盛り入っており、見た目からして豊かな“収穫”を象徴している。

まず一口。葡萄の爽やかな甘味と、芳醇な香りがまず先にきたので、思わず「これは飲みやすい!」と感じた。しかし二口、三口と飲み進めるほどに、単純な爽やかさだけではなく、その奥に潜んでいる苦みや酸味を心地よく感じ、隠れていた(?)酒精の存在を意識するようになってくる。ベースとしてコャックとウォッカが入っているのだから、酒精の存在をしっかりと感じられるのだろう。

しかし見た目は、横に山盛りの葡萄、グラスも大きめなので、「アルコールは強くないはず」と、思ってしまう。そうした一筋縄ではいかない構造は、まさに大人なR50向けカクテルと言えるかもしれない。

 

因みにカクテルの量について、秋谷氏は「日本のクラシックなカクテルは60-70ミリですが、僕のところでは、様々な素材を使用させて戴くことで、基本的に90-120ミリの量でお作りさせて頂くことが多いです。スタンダードを作らせていただくときは、基本的な量で作らせていただいておりますが」と語る。

丹精込めて作られたカクテルは、じっくり味わうにふさわしい。だからこそ量も多め。

 

秋の夜長、スタンダードジャズがゆるく流れるBarで、秋谷修二というファンタジスタのカクテルを心ゆくまで味わってみる。R50 にふさわしい過ごし方だと思いませんか。

 

【Cocktail Recipe】

Hennessy X.O

Ciroc

Fresh Grapes

Cranberry Juice

Homemade Red syrup

Lemon Juice

Homemade Lavender Bitters

 

Dec

Fresh Grapes

 

 

 

Data: Bar Vie Lembranca (バーヴィレンブランサ)

東京都銀座6-5-13 銀座美術館ビル7F

店主:秋谷修二(アキヤシュウジ)

IBA認定インターナショナルバーテンダー / スコッチ文化研究所 認定 ウイスキープロフェッショナル / 日本ラム協会 公認 ラムコンシェルジュ / 日本テキーラ協会 公認 テキーラマエストロ / MHD モエ ヘネシーディアジオ HENNESSY X.O Cocktail Competition 2016 Champion

 

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