自粛生活も長くなると自宅にいる時間をどのように過ごすか?というのは誰にとっても重要なテーマになってきました。
せっかくなら居住空間を居心地よく整え、お気に入りのものや事に囲まれ気分よく過ごしたいもの・・・・
ということで購入して以来ホームパーティ時のゲスト用に大切に使っていたアンティークのお皿や銀器、花瓶などを自分用に普段使いすることにしました。
外食もままならない今、人生でこんなに毎食自炊することは初めてのことです。
料理は好きな方ですが毎日ということになればルーティーンになり、作るものもマンネリ化します。
ですので日常に使う食器は気分を上げたり、自分に活を入れる意味でワンランク上のものを使うことも大事です。
今年1月末にフランスに行った折にクリニャンクールの蚤の市で買った大好きなファイアンス焼の陶器工房Gienの狩猟シリーズの絵皿は特にお気に入りで最近は出番が多くなりました。
あとは2年前にパリ在住の友人が東京で主催するアンティーク市で購入した1920~30年代の花瓶があり、デコラティブで緻密な細工にうっとり眺めるだけでしたが、コロナ以降思い切ってタンポポなど野の花を活けてみたらすごく素敵で元気をもらいました。
ロココ調の衣装をまとった男女が百合の花の根元で恋を語っているようなロマンチックで面白いデザインです。
それから以前にも書きましたが、インテリアの中で最も手軽に変えられて費用対効果が高いのはクッションやテーブルクロスなどテキスタイルものです。
今回H&M Homeのサイトのセールで気になったクッションカバーがありすぐクリックしてオーダー。
星、鹿、白黒ジオメトリック柄、届いたこの3点のカバーを早速他のクッションとのバランスを見て取り換えて空間に新風を吹き込むつもりです。セール価格で1枚5~700円くらいのものなので、それぞれコーヒー1杯づつくらいの値段で気分が上がりインテリアがリフレッシュされればお安いもの。
食器やクッション、テーブルクロスやスローケットなどの小さなアイテムに心を配り見直すことによってStayHome自宅で過ごす時間を少しでも居心地よくすることはできるのではないでしょうか?
すでに39県で緊急事態宣言が解除されましたが、東京も開けるのが待たれますね!
花千代 フラワーアーティスト
パリにて4年間フラワーデザインを学ぶ。
帰国後、CMや映画のスタイリング、イベント装花や店舗ディスプレー、ホテルのフラワーアートディレクションなど多岐わたって活躍。
2008年洞爺湖G8サミット公式晩餐会会場装花、2013年オランド仏大統領総理官邸公式ランチョン、APEC総理公邸晩餐会で和のテーブル装花なども手がける。
2013年、2015年と夏目漱石原作芝居「三毛子」と「「こころ」の舞台美術を、2016年新作「乙姫さま」の舞台美術をそれぞれ三越劇場にて担当、テレビ東京「ソロモン流」NHK「グランジュテ」などTV出演、ジュエリーや家具、シューズデザインなどコラボワークも多い。
近著に「花千代流テーブル&フラワースタイリング」誠文堂新光社