ボンが見聞きしたあの街の美味しいお店2020/4/29

ワタシのご主人はこの家の奥様。毎日のようにワタシを散歩に連れて行ってくださる。
そしてご自身は美味しいレストランで毎日のように食べ歩き、カフェでコーヒーを飲み時々ケーキも食べ、その街の美味しいパンを買って帰る。たまに奥様のダンナ様もご一緒する事もあるが回数は限られている。そしてその日の食事報告をワタシに逐一してくださる。たまに私の食事分もドギーバッグに入れて持って来てくださる。。

 

あっ、私の名前はボン。オスのコッカースパニエル、4歳。

 

 

 

最近は新型コロナウイルスの影響で散歩も自粛。今回は数週間前の散歩の話をここ本郷三丁目で二回ほどレポートするワン。

では、いきなりランチの話。

地元の人気蕎麦店。

 

 

①蕎麦切り 森の

店はたった14席。もちろん立ち食いではないキッチリした着席方式のこじんまりとしたお店。

複数の蕎麦を楽しめるからと奥様は「二色盛り(税込1050円)」をオーダー。玄そばの黒い蕎麦の田舎蕎麦と並そばの2種が食べられる。

そばつゆも関東風、関西風(薄口醤油)の2種から自分の好みで選ぶ方式。珍しいので関西風そばつゆを選択。

 

 

並そば…まず関西風そばつゆ(薄口醤油)を試す感じで並そばをすする。塩分は強いツユだが、このそばには合う感じ。
蕎麦は水分がそれほど多くはない。喉越し滑らかと言うより蕎麦が喉を通り超す時にハッキリ意識する蕎麦。

田舎蕎麦…ゴソっとした食感で歯応えもたくましいお蕎麦。関西風そばつゆより関東風の方が似合いそうな感じ。

 

 

蕎麦湯は白濁タイプ。そこまでトロトロはしていないが、飲んでみるととても美味しい。

奥様の印象は温かい蕎麦、例えば「かけそば」や「なめこそば」を食べた方がこの蕎麦の良さが分かりやすいかもと思った様子。次来る時に温かい蕎麦を食べる事に決めたみたい。

 

 

奥様とこの日は東大赤門あたりをポタポタ散歩。

 

 

 

この赤門は国の重要文化財。札にも書いてあるが 1827年(文政10)加賀藩13代藩主前田斉泰に嫁いだ11代将軍徳川家斉の娘溶姫(やすひめ)のために建てられた朱塗りの門。旧加賀屋敷御守殿門。

 

この赤門を通り過ぎて正門の道路を面したところに、喫茶店がある。あれ?コーヒーでも飲むのかと思ったら、どうやら奥様お蕎麦だけでは足りなかった様子。

 

 

②喫茶ルオー
東大正門前にひっそりたたずむレトロ風カフェ。1952年(昭和27年)創業。もうすぐ創業から約70年。
元々は赤門そばにあったが1980年(昭和55年)に現在地に移転。移転してからも40年経過した老舗喫茶店。

 

ここは普通にコーヒーも美味しいが、カレーが美味しい事でも有名。

本来なら東大生も多くいるが、この日は地元民の常連おじいちゃんおばあちゃん夫婦と、地元のおじさんがカレーを食べている。

そう、食事メニューは「セイロン風カレーライス(税込1000円)」しかない。
このメニューにセットでセミコーヒー、アイスコーヒー、アイスティー、野菜ジュースをオーダー出来る。僕は野菜ジュースをオーダー。

 

 

まずはお水と副菜の『刻まれた福神漬け、刻まれたらっきょ』が付いて来る。
BGMはクラシック音楽。気分もゆったり出来る。

5分もかからずカレーが小ちゃなかくしゃくとした姿のおばあちゃんによって運ばれて来た。
シャバシャバに近い状態ながらとろみも少しあるタイプのルゥ。

 

 

見た目、ちょっとインパクトのある大きな豚肉ブロック。これはスプーンを入れるとほろっと崩れるほど柔らか。そして大きなジャガイモもフォトジェニック。

味は家庭風でもありシンプルに美味しい。
だが、なかなか奥深い。歴史を感じる味のあるカレー。
途中からじんわりと汗が額と顔に出始める。そんなにスパイシーでも辛いわけでもないのだが…。

 

 

食後に出て来た「野菜ジュース」の中身は人参リンゴジュース。
味も美味しいし、カレーの食後に飲むと口の中はスッキリする。

この店、たまに来ると、なんだか落ち着く。
今後もずっと残ってもらって、味のあるカレーを出し続けて欲しいな。

もう一度、本郷三丁目駅の方に戻ってパンを購入。

 

 

B panda
本郷三丁目駅から徒歩3〜4分。
大通りから一歩入った道の途中にある。

前回訪問は去年の5月だから、約1年ぶりに来た。

その時はクロワッサンやショコラの食パンを購入していた。

 

 

 

今回は「バゲット(税込280円)」と「玉子サンド(税込260円)」を購入。
バゲットは普通に美味しい。
玉子サンドが特徴的できめ細かく白身が刻まれ、舌触りもシルクタッチ。
ちょっと面白い感覚。

 

店内にもちょっとした飲食コーナーがあるので、ここでゆっくり寛ぐOLさんたちも多い。
内装もクールでオシャレ。

先日お邪魔した表参道「パンとエスプレッソと」出身のご主人。
あの、フレンチトーストもこの店にあると嬉しいんだけどなぁと奥様密かに思っているみたい。

 

 

❸焼肉 ジャンボ ハナレ

肉好きのこの店の常連友人岩渕さんに誘われて4人で訪問。いつも美味しい肉を指南してくれる。
これが考えてみれば自粛期間前の最後の集まり。

この日、オーダーしたのは多くの種類を食べられるように、薄い肉のシリーズ。

 

 

 

まずは前菜①「ナムル」、②「キムチ」が用意され、いきなり主役級の登場。

 

 

「野原焼き(=サーロインの肉)」…店の超定番メニュー。既に初っ端からゴハンが用意。その理由はすぐに分かるが。
鰹と昆布につけた甘い系の秘伝の割り下に漬けられたサーロインをさっと焼いて玉子につけて、そのまま温かいご飯の上に乗せて食べる…めちゃめちゃ美味しいー。オーダーマストアイテム。

 

 

「シンタマ」…内ももの下に位置し、内もも肉と似て赤身の多い肉。
タンパク質豊富で、肉質は柔らかく、きめ細か。脂肪が比較的少ない部位。それを甘い系のタレにつけ、その後玉子の中へ。当然これもご飯と共に、旨旨。

 

 

「ハツを塩で」、「上タン塩」…両方塩ダレで。さっぱり美味い。

 

 

「和牛握り」…ごはんの甘さを消すため玄米茶で炊いたご飯を台に使う。その上に軽く焼いた芯ロース(=肉質の柔らかい部位)を乗せて食べる絶品料理。
オーダーマストアイテム。

 

 

「チョレギサラダ」…ちぎった野菜の表面に軽く浅漬け、タレをつけ韓国海苔を乗せたサラダ。日本のエバラ食品が広めた名前で韓国ではある一部のエリアの方言らし。向こうでチョレギサラダを注文しても通じないそう。

 

 

「ミスジ」…キレイにサシの入った肉。
タレと玉子でいただく。

 

 

「ハラミの塩」…美味いんだなぁ、これも。

 

 

「レバー」…トロトロ、「ミノ」…コリコリ、

ここから怒涛の炭水化物4連発!
奥様は気持ち控えめに。

 

 

「ゴマだれ冷麺」…味濃厚、普通に美味しい。

 

 

「ジャンボ特製冷麺」…鶏、牛、魚介からとったトロトロ濃厚スープ、ほぐした牛テール肉が入り、これは絶品。何をおいても〆にはマストアイテム。

 

 

「カレー」…筋カレー。スパイシーさは少ないがスジの甘みが出てマイルドな味。

 

 

「オムライス」…少しベチャベチャするタイプのケチャップライスに薄い玉子焼きで巻いたオーソドックスなタイプ。本来柔らかめのご飯は苦手なのだがその柔らかめのケチャップライスと玉子が何故か絶妙に合う。
土産にも出来るマストアイテム。

 

あー、この日奥様よく食べたなぁ。
肉のレベルは高いし、美味しく手を入れられているし、これだけ食べて若干飲んで、15000円程度なのだから、食のローテーションの軸に持って行ってもいいかも。

焼肉ジャンボは篠崎本店、白金、本郷、はなれと4店舗ある。その他よろにく、赤坂のみすじ、上野末広町の生粋などを含めて「ジャンボ一味」という名のグループ。

どの店もそれぞれの個性も持ちつつ、高いレベルなのが素晴らしい。

 

 

それにしてもホントに今日は奥様よく食べる。
少し散歩しているうちに、よく食べる岩渕さんにもう一軒誘われている。ありえんワン。
ん?最後にまた禁断の〆のラーメンまで行こうとしている。

あーでも、この店なら仕方ないかぁ。ビブグルマン獲得ラーメン店。

 

 

❹中華蕎麦にし乃

らぁめん小池のセカンドブランドで始まった存在なのだが、もはや「中華蕎麦 にし乃」というブランドが立っている。

店内の食券売り場でまず自分の食べたいメニューを選択。
スタンダードに「中華そば、ワンタン肉2、海老2(1130円)」、さらに「味付き 替え玉(250円)」の食券をポチッと押す。この店のユニークなメニュー「山椒そば」は是非次回食べてみたい。

水、おしぼりはセルフ。

 

 

食券を渡して5分弱、中華そば着丼。
スープは透明な綺麗な琥珀色。上品で優しい味。魚系の出汁も感じる…イワシか。豚、鶏も入っている。麺は中細麺。丼の中の麺は綺麗に整えられて、見た目も美しい。
真ん中に乗るナルトも懐かしい感じがして可愛らしい。

チャーシューは低温調理のロース。見た目は1枚だけだが、重なって出てくるので、実は3枚になっている。

 

 

ワンタンは肉も海老も皿に分けて盛られてくる。具がパンパンに入っている。食べる時、お酢を少しつけて食べても、そのままひと口食べても美味しい。さらにスープに入れて食べてももちろん美味しい。自分の好みの食べ方を見つけるのも楽しい作業。

 

 

 

途中テーブルに置かれている唐辛子をスープに入れて味変。これもまた美味しい。
さて、スープを残したまま「味付き 替え玉」をお願いする。既に食券は渡してあるので声を掛けると調理し始めてくれるので、自分の食べる良きタイミングで声を掛ける事。

替え玉麺には味が付いていてかき混ぜてそのまま食べる。入っているザク切り玉ねぎがとてもこの麺と合う。これだけでも食べたくなる逸品。
最後に残ったスープに麺を入れて食べても絶品。

 

 

あーぁ、奥様明らかに食べすぎ。
次回も本郷三丁目を散歩したレポートをお送りするワン。

* 文中に出てくるBはパン屋さん、数字を囲む◯は昼間の利用、●は夜利用を表すワン!

*この情報は作者とボンの散歩時点のものであり、変更が起きている場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。

 

 

 

川井潤  食関係含めた幅広いプロデューサー

食に限らず多くのプロジェクトを手掛ける。テレビ番組「料理の鉄人」企画ブレーン(1992年~97年)。地域や食のため世界中に出向く。ほぼ外食生活。食べログフォロワー数日本一。食雑誌dancyu等、執筆多数。

https://tabelog.com/rvwr/kawaijun/ 

https://magazine.tabelog.com/articles/author/kawai_jun

https://goetheweb.jp/restaurant/slug-nee725999900f

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