美的 Life Style by 花千代2020/3/21

 

 

前回のブログは2月末のアップで、コロナの世界的拡大についての懸念で締めくくった文章でしたが、それからたった1か月も経たない間にWHOによるパンデミック宣言があり感染は中国を発端としたアジアだけでなくEU、英国、アメリカ、南米、アフリカ大陸まで広がり、世界が一変してしまいました。

 

それはまるで質の悪いSFか、ホラー映画を早送りでみているようで、国家非常事態宣言により外出禁止令や国境封鎖、渡航禁止令が出された国々では、あるゆるレストランやカフェ、商業施設や劇場、映画館、デパート等閉鎖され街はさながらゴーストタウンの様になってしましました。

 

それでも世界はこの新型コロナウィルスを何とか封じ込め収束させようと、国によってアプローチは違いますがそれぞれ必死に対応を模索しています。

各国リーダーが国民に向かってスピーチされている中で、特にドイツのメルケル首相の説明に感動しました。

科学者出身だけあり明晰でとても分かりやすく、嘘や希望的観測でいたずらな期待をいだかせることもなく率直で、そして何より国民に対する愛を感じました。

 

このようなリーダーがいる政府であれば、国民は政府の打ち出す政策を信頼して支持できるのではないかと、感じました。

人間は生死にかかわる危機に見舞われたとき、一番大事なものは何でしょう?

 

信頼できる存在ではないでしょうか? 支持した結果がもちろん失敗に終わることもあります。

それでも、この人は、この友は、あるいはこの会社は、あるいはこの政府はこの国は、心から信頼できるのか否か?

 

信頼というキーワードが今回コロナ危機で浮かび上がってきたような気がします。

私にとってコロナウイルスの時代に見えてきた大切なものは、信頼と広い意味での愛情でした。

 

愛犬のボーダーコリーのリンちゃんは8才になる男の子です、ずっと可愛くいとおしい存在なのですが、テレワークで自宅で過ごす時間が長くなった昨今、さらにべったりと甘えています。

その瞳にあるのはまさに、信頼と愛情です。

 

朝起きてすぐの散歩からはじまる一日4回の散歩、ボール遊び、身づくろいのブラッシングタイムやお八つタイムなど、今までお手伝いさんや家族に任せていたことも、今はすべて私がやっているのですが、愛犬と過ごすここまでの濃い時間は初めてで、彼が与えてくれる信頼と愛情に癒される毎日です。

 

コロナウィルスのワクチンはまだ開発に時間がかかるようですから現在の各国の対策としては主に封じ込めによる拡散防止しかない状況です。

このような状況で閉塞感と不安から心が曇ることも多いと思いますが、スローダウンした生活、テレワークなどでライフスタイルそのものが変わりつつある今、この機会にじっくり、本当に大切なもの、について考えてみてはいかがでしょうか?

そしてあなた自身とあなたの愛する人たちを大切にしてください。

 

 

花千代 フラワーアーティスト
パリにて4年間フラワーデザインを学ぶ。
帰国後、CMや映画のスタイリング、イベント装花や店舗ディスプレー、ホテルのフラワーアートディレクションなど多岐わたって活躍。
2008年洞爺湖G8サミット公式晩餐会会場装花、2013年オランド仏大統領総理官邸公式ランチョン、APEC総理公邸晩餐会で和のテーブル装花なども手がける。
2013年、2015年と夏目漱石原作芝居「三毛子」と「「こころ」の舞台美術を、2016年新作「乙姫さま」の舞台美術をそれぞれ三越劇場にて担当、テレビ東京「ソロモン流」NHK「グランジュテ」などTV出演、ジュエリーや家具、シューズデザインなどコラボワークも多い。
近著に「花千代流テーブル&フラワースタイリング」誠文堂新光社

Hanachiyo Flower Design Studio  http://www.hanachiyo.com/

https://www.facebook.com/Hanachiyo

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