ボンが見聞きしたあの街の美味しいお店2020/2/27

ワタシのご主人はこの家の奥様。毎日のようにワタシを散歩に連れて行ってくださる。

そしてご自身は美味しいレストランで毎日のように食べ歩き、カフェでコーヒーを飲み時々ケーキも食べ、その街の美味しいパンを買って帰る。たまに奥様のダンナ様もご一緒する事もあるが回数は限られている。そしてその日の食事報告をワタシに逐一してくださる。たまに私の食事分もドギーバッグに入れて持って来てくださる。。

 

あっ、私の名前はボン。オスのコッカースパニエル、4歳。

 

 

 

今日は午前中から奥様とワタシで代官山ポタポタ散歩。

 

まずは気持ちの良い朝の空気を吸いながら気持ちの良いパン屋さんへ。

 

 

空と麦と

 

カフェも併設しているパン屋さん。オシャレな常連らしき若いお客さんがたむろってる。

 

 

この店の材料は基本山梨県八ヶ岳の南麓の豊かな環境下の自家農園で作った小麦やトマトなど自然栽培したモノを使う。

 

そしてここで販売するパンは世田谷の人気店「シニフィアン シニフィエ」の志賀シェフがプロデュースして完成させたモノ。

 

 

この日購入したのは2種「全粒粉パンドゥミー5枚切り(400円)」…全粒粉ゆえ少し黄ばみがかった色の食パン。小麦の表皮、胚芽、胚乳をすべて粉にしたもので薄力粉と比べて食物繊維も鉄分も格段に高いためため、健康志向の人には良い。トーストにすると……

 

「ベーコンエピ(260円)」…ベーコン入り、麦の穂の形をしたパン。北海道の小麦を使ったパン。塩分としてはベトナムのカンホアで作られた天然の天日干しの塩「カンホアの塩」を使う。表面もカリカリでもなく、上品でナチュラルな感じのするパン。

 

パンを入れるビニール袋代が5円するので、奥様はキッチリマイバッグを用意して環境配慮している良い事した気分も刺激されて、ちょっと充実。

 

 

 

なだらかな坂道を登りつつ代官山駅方面へポタポタ散歩。

 

そろそろランチタイムなのでオシャレな中華料理店へ。

 

 

中國名菜 龍坊 代官山店

 

代官山駅から徒歩2分程度の便利な立地。

階段を降りて地下の店に行く方式だが、光差し込む庭を通りながらなのでいわゆる暗いイメージの地下ではない。

店の扉を開けるとオシャレな空間。

この空間であれば奥様も含め、オシャレで女性同士で来るにはふさわしい。

あとはカップルも使いやすい。

 

この日奥様はひとりでランチに伺ったのでカウンター席に通された。

カウンター席へは地上の方から光が差す。

 

 

目の前にお茶のポットと茶碗がセットされており、セルフで入れる方式。

 

メニューを見て、「フカヒレの姿煮入り汁そば(3800円)」と言うメニューと迷ったようだが、この店は「担々麺」がウリなので初志貫徹「担々麺に小籠包、デザートのついたセット(1300円)」をオーダー。

 

 

 

待つこと5分、着丼。実食。

見た目濃厚そうで濃厚でない。辛そうで辛くない。万人向けの上品な味の担々麺。老若男女誰でもが普通に美味しく食べられる。

 

と言うことでクセはない。カーッと辛いとかグツグツ熱いとか、胡麻味が相当濃厚だとか…それはない。刺激の欲しい人には向かないかも。僕も同様。

 

具には青梗菜、ネギ、豚挽肉…これも優しい。麺の量も多くはなく女性向け担々麺と言った方が良いかも。

 

 

 

担々麺を食べ終わる少し前「小籠包」到着。

 

 

デザートに「ココナッツババロア」が出てきた。

1300円で前菜、メイン、デザート…これだけ出ればお得かな。

 

 

ここでちょっと振り返り2軒。奥様の推奨ポイントをいくつか。

 

サルイアモール

 

 

ちょっと最近ご無沙汰だけど、奥様お気に入りのスペイン料理店。

2020年度版のミシュランでもビブグルマンを5年連続獲得。

 

 

店内はワイガヤ…明るく楽しい雰囲気。

 

スペインワインを飲みつつ、お喋りを楽しむ。

 

 

 

「オリーブ」、「マグロ、カラスミ、生ハム、ラマンチャチーズ(羊乳)」などの乗る前菜盛り合わせ。

 

 

 

「トルティージャ・パタタス(じゃがいものオムレツ)」…これは美味しい、が、お腹が張るので食べ過ぎ注意。

 

 

「小海老のアヒージョ」…これは美味い。マストアイテム。

 

 

カタルーニャ料理の「フィデウァ・ネグラ」…パエリアかこのイカ墨のフィデウァがオススメ。やや塩がきついので飲み物が必須。

 

味もだが、明るい雰囲気を楽しむ店。仲の良い友人同士、付き合い慣れたカップルなどに最適だワン。

 

 

 

もう一軒振り返り。

 

 

タクボ

 

常連の友人の京子さんに連れられタクボさんのランチへ。

本来ランチは水曜日のみオープンで、夜メニューと同じモノが供される。

 

この日はタクボ牛に余りが出た時だけ「ボロネーゼ」が提供されるスペシャルランチ。

いわゆる「もったいないランチ」。このスペシャルランチはいつ開催されるか分からないもので、フェイスブックで急に募集をかけるものの数分で満席終了するもの。

 

大元の夜に提供される本来の「タクボ牛」のことを少し触れておくワン。

 

 

奥様が以前食べた「タクボ牛」は月齢34カ月、熟成期間47日間の交雑種メス牛。経産牛かつ交雑種で34カ月齢はレアな長期肥育牛だそう。

これがやはり旨味が濃くて美味しい。特に焼き方が素晴らしく、焼かれたカリカリ表面の味、中心部のジューシーで柔らかいコントラストが特徴的。記憶にちゃんと残る美味しさ。

 

 

さてスペシャルランチ。そのタクボ牛の余りをボロネーゼにしたもの。トッピングでサマートリュフダブル(つまりは大盛り)、さらに目玉焼き乗せ、を注文。

 

 

ひき肉もゴロゴロ、贅沢ボロネーゼ。でも、まぁそう言う事情で出て来る料理だから、これで2000円もしない有難い価格。

 

別に余りものだろうが、半端ものだろうが、同じ食材。美味しくいただければ三方良し。

いつでも奥様、大歓迎。

 

 

この日はやっぱり親友のトンさん、寺ちゃんの3人で会食することに。

 

コトー(COTEAU.) 

 

 

この店「コトー(COTEAU.)」は『フランス語で丘(=確かに丘の中腹にあるの意味)』の存在は昨年春のオープン初日にたまたま代官山のこの店の近くで奥様がランチ会食する時に知った。呼び込む従業員の方がいて「スガラボ」の須賀洋介シェフ監修だと言うことを伝えて来た。

 

今回親友のトンさんから誘われて、寺ちゃんと3人で1夜19時半待ち合わせ。入口が分かりにくく奥様は階段を登り始めて行くがワタシは多分間違っていると確信。それでも奥様2階に辿り着いてエレベーターに乗り込み5階へ。着くと「ここはバーラウンジです」と言われレストランはもう一階下のフロアである事に気付かされる。

 

レストランフロアの天井は高く空間はゴージャス。サービスの方のにこやかな笑顔はこの日の満足して帰るであろう大きな要素としては重要なファクター。

全館、空間デザイン担当したのはあの佐藤オオキ率いる「nendo」。

建物だけでも一見の価値はある。

 

シャンパンで乾杯からの食事…。

noma方式の食材のみ表示のメニュー表。

 

 

メニュー表には書いてないが「グジュール」が出てくる。グジュールとはブルゴーニュ名物のチーズを練り込んだシュー生地。空きっ腹にシャンパンは酔うが一緒にグジュールを食べておくと胃にも優しいし、さあ食べるぞーの準備が出来る。

 

 

 

ここからアミューズブーシュ「北海道じゃがいも、雲丹」…出てきたのは北海道のジャガイモ「きたあかり」の前菜。きたあかりを柔らかくコンフィにして中をくり抜いて金山寺味噌を入れ、雲丹も加え、豚の油(ラード)をスライスして表面をサッと炙って料理に脂身追加、下のブイヤード(出汁スープ)と一緒にいただく。ちょっと塩味は強いが美味。レベルの高さをしっかり感じさせてくれる一品。

 

 

「鹿児島・串木野漁港アオリイカ、長崎カラスミ」…アオリイカをサワークリームと一緒にいただく。散りばめられたカラスミは味はそこまで感じないがビジュアル的にキレイ、イカが柔らかく美味しく上品。女性は絶対喜びそう。

 

 

 

「北海道ズワイガニ、鱈白子、七草粥」…1月20日過ぎで七草粥はどうなのかな?と思いながら、日本の郷土料理をフレンチにアレンジという狙いに納得。カツオ昆布だしベースで小さくカットしたカブが具材に使われ合わせて炊き上げたモノ。湯葉で白子、ズワイガニを包みオムニエール(巾着袋)でいただく。味は出汁そのものも美味しくリゾットとして楽しめる。

 

 

メインは魚系、肉系の2種からひとつセレクトする方式。

「福井 丹羽湾真ふぐ、ベニエ、石川 MEGLIY農園カリフラワー」の魚系を選ぶか、

「鳥取 黒毛和牛パイ包み、石川 あんがとう農園のハーブ」の肉系のどちらかから選ぶ。

奥様は後者の和牛で。

 

 

「鳥取 黒毛和牛パイ包み、石川 あんがとう農園のハーブ」…黒毛和牛に合わせて人参、ベーコン、玉ねぎを合わせてパイ包みにして仕上げ、チコリ、赤キャベツ、ハーブの野菜を赤ワインと仔牛の出汁をソースにいただく。

和牛はミンチでちょっと予想外だったが食べやすい事は確か。ソースはじっくり時間をかけた事を感じる濃厚で奥深い味。パイ包みと絡めて食べるとちょうど良いバランスの味になる。

 

 

デザートも2種からひとつ選ぶ。

「フランス産 ヘーゼルナッツ プラリネ ショコラフィアンティーヌ」もしくは「鹿児島 大将季デコポン 紅茶 宮崎へベス」…トンさんはサッパリと後者で。

 

 

奥様は前者で。

 

 

前者はここにバニラアイスクリームまで乗り、割と甘さは強いが満足のデザート。サクサクパイ生地とヘーゼルナッツ風味のクリームに、さらに皿の下のザクザクとした食感のフレーク状のショコラフィアンティーヌも一緒に食べるとパリパリ、とろり、ザクザクシャリシャリの食感が面白美味。

 

 

そのあと、チョコのプティフールとハーブティーでフィニッシュ。かなり充実のコース。

 

ワインは別としてシャンパンとコース料理でおよそ1万円はリーズナブルで使いやすい。

来ている客層が面白く三層に分かれていて、ひとつは奥様たちのような女性同士、ひとつはカップルがデートに使う。三つ目の客層は男性同士。これはこの価格なら今どきめちゃくちゃ値上がりしていて接待しにくくなっているところに、会社経費で接待できる価格。味や空間、サービスも相手にも喜んでもらえる店なのでとても貴重。

 

コースとしては若い人にはお腹にやや足りないかもしれないが、奥様たちには十分の量。あとはフォロマージュ(チーズ)くらい用意があっても良いかも。

 

食後奥様とトンさん、寺ちゃんはこの上のフロアのバーに移って2杯ほど飲んで帰ったが、この食事からのバーも含めてここはホント使えると思う。

 

 

さて今回はこのへんでお終い。次回はどの辺りかな。楽しみだワン。

 

* 文中に出てくるBはパン屋さん、Swはスイーツ、Cはカフェ、SHは土産や品物を買った店、数字を囲む◯は昼間の利用、●は夜利用を表すワン!

* この情報は作者とボンの散歩時点のものであり、変更が起きている場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。

 

 

 

川井潤  食関係含めた幅広いプロデューサー

食に限らず多くのプロジェクトを手掛ける。テレビ番組「料理の鉄人」企画ブレーン(1992年~97年)。地域や食のため世界中に出向く。ほぼ外食生活。食べログフォロワー数日本一。食雑誌dancyu等、執筆多数。

https://tabelog.com/rvwr/kawaijun/ 

https://magazine.tabelog.com/articles/author/kawai_jun

https://goetheweb.jp/restaurant/slug-nee725999900f

#グルメ

 

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