ボンが見聞きしたあの街の美味しいお店2020/2/3

ワタシのご主人はこの家の奥様。毎日のようにワタシを散歩に連れて行ってくださる。

そしてご自身は美味しいレストランで毎日のように食べ歩き、カフェでコーヒーを飲み時々ケーキも食べ、その街の美味しいパンを買って帰る。たまに奥様のダンナ様もご一緒する事もあるが回数は限られている。そしてその日の食事報告をワタシに逐一してくださる。たまに私の食事分もドギーバッグに入れて持って来てくださる。。

 

あっ、私の名前はボン。オスのコッカースパニエル、4歳。

 

 

 

 

ブティック、カフェ、レストラン、公園、2011年に出来た「代官山蔦屋書店」などオシャレなショールームのような町、代官山。

 

この日は老舗ランチからのスタート。

 

 

ラ・カシータ

1976年オープンの老舗メキシコ料理。44年も経つんだワン。ワタシが産まれる40年も前からの経営…スゴい。

多分東京在住の人のほとんどの人が最初に食べたメキシコ料理はこの店ではないかと思われるほどのメキシコ料理のパイオニア。

 

奥様はタコスもトルティージャもサルサも、ここで始めて食べた記憶があるそう。さらには今はないようだがカクテルグラスに小海老がぶら下げて盛り付けられた「海老のカクテル」というメニューも昔はあって、なんだかオシャレだなぁなんて思ったもんだったそう。

 

奥様は80年代によく使ったが、多分今回は30年ぶりの訪問。

 

この日はランチ利用。

ランチにはスープもセットでつく。さらに追加+250円でジュースやらコーヒーを飲める。

 

 

奥様はトスターダス(税抜820円)をオーダー。…揚げたトルティージャ(トウモロコシで出来た薄型のパン)にチキン、レタス、トマト、リフライドビーンズ、に少し酸味と辛味のあるサルサメヒカーナソースをかけて食べる。美味い。ただ、食べる時にこの野菜がボロボロこぼれてなんともみっともない。デートで食事で食べるには考えさせられるメニュー。

 

奥様の友人の寺ちゃんはこの店の代表的メニューのビーフタコスやメキシカンライスの乗った「ランチプレートメニュー(税抜1000円)」を注文。

 

 

 

追加で焼きたてのトルティージャを使った「カシータスタイル」と名付けたタコスを注文。2枚で840円。チキンかチーズを選択する必要があるが、ここはチキンにして辛いハラペーニョソースをつけていただく。美味いんだな、これが。

さっきの揚げたタイプではないから、包めるので具がこぼれにくい。ただ傾けると液体のソースが溢れるので要注意。(写真撮り忘れ)

 

 

寺ちゃんから分けてもらったメキシカンライスは一粒一粒が独立して硬くて、日本人の口にはなかなか慣れた食べ物ではない。

 

 

ドリンクに奥様はパイナップルジュースを選択。これだけでも南国気分になるから不思議なもんだワン。

 

 

 

この日の夕方は相談を受けることがあり友人の家に行くので食事を終えて自宅に戻ることに。

翌日再び代官山へ。ちょっとゆっくりの11時から散歩をポタポタ。

 

華記茶餐廰 渋谷店

 

 

奥様にしては珍しく14時頃におひとりでランチ訪問。

確かに朝から何も食べずにワタシを連れて歩き続けていたから無理もない。

店構えも香港の街角にありそうな感じ。

 

定食がお得なのだが、ここでは香港雲呑麺が美味しく、それを選択して単品オーダー。

 

海老雲呑スープと五目炒飯などの組み合わせはあるのだが、麺はランチメニューになく、あくまでも単品オーダーになるようだ。

 

 

 

オーダー後5分で着丼。ボリュームはあまり多くない。

麺は本場香港でよく食べるタイプに近く細麺風。風味もほぼ近く、美味い。

 

 

麺がほぐれて無くて麺の塊が出てきて奥様面食らった様子だったが、まあ香港だなぁ、と思えば許せちゃうワン。

 

スープはやや塩味が強いが、美味しい。

 

 

海老ワンタンも海老密度濃く、ぷっくりボリュームもあって美味しい。

途中、辣油を入れて味変させ、二度味を楽しんで美味しい。

 

野菜の「ほうれん草」、スープに混ざる「刻みネギ」も良いアクセントになっている。

 

全体によくできているが税込1134円。エリアが代官山だからこの値段も仕方ないかのかな…キャン。

 

 

 

坂を登って代官山駅のほうに向かう。ここで明日のパンを買うと奥様がよく行くパン屋さんへ。

シェ リュイ代官山店

 

 

代官山に来ると夜9時まで開いていることもあってつい何気に寄ってしまようだワン。あ

 

 

いつものように「甘口のカレーパン(税抜き 180円)」のほか奥様お気に入りの「フランスパン生地を焼き上げた食パン(税抜き 250円)」を購入。

 

今回の甘口カレーパンは以前より辛くなった気がするが気のせいか。と言う事は辛口もより辛くなったのだろうか…気になるワン。

 

これもお気に入りの「フランスパン生地を焼き上げた食パン(税抜250円)」は今どきこの値段でこの味のパンが買えるのが嬉しい。

以前にも書いたがトーストすると風味も味も引き立つ。

 

 

 

トーストの耳の部分サクサク、内部はフランスパン風に熱々ながら味わい深い。バターとの相性が良く、絶品。今回は成城石井で買ってあった「あんバター」も塗ってみたがこれがまた美味い。

翌日の朝食はコーンスープにしてみたがこのパターンのパンとコーヒーさえあれば至福のの朝食。

 

 

この日の夜は少し早めに友人の荻窪勤務の須藤さんと待ち合わせしてひとつ星獲得フレンチレストランへ。

 

 

サンプリシテ

魚を中心としたメニュー。「フレンチというよりフュージョンですね」とシェフに話しかけると、「もう料理に枠なんてないですよね」と返ってきた。

そう、この店の料理を食べていると和食、フレンチ、さらにはどこのジャンルでもない間を行ったり来たりしている感じがした。

 

相原シェフはかつてはレカンにも在籍、広尾「レヴェランス」、荻窪の「ヴァリノール」でシェフを務め、2年前に代官山でこの店をオープンさせた。

ヴァリノールは荻窪の地元の人で賑わう店。

 

今回はその時からの追っかけの須藤さんに奥様は連れられ訪問。

 

料理は繊細であり、手間を惜しまず色んな手法で楽しませてくれる。魚、野菜などの食材も日本全国から吟味して取り寄せている。

 

コースは13000円一本、プラス今夜は奥様たちは4杯のワインペアリング。他、税・サービス料がかかってくる。

 

 

最初の皿は「利尻のウニ、海苔フレークの上に」

「ブルターニュボルディエバターを使って北海道毛ガニ」…目、耳、鼻、食感、さらには手で少し強く触ると壊れそうな繊細さ、口の中で溶けていく素材に儚さまで感じさせる。

 

 

「毛蟹」と「黒いマドレーヌ」…後者マドレーヌはブラックオリーブを使って。下の粉部分にあるのはオリーブピューレとパン粉。飾りではなく、実際に食べられる。マドレーヌは手では柔らかすぎて持てないので、スプーンを使って食べる。作るのも大変そう。

 

 

「タラをペースト状にした南フランス料理ブランダードの、タラをタチウオに変えて、オシェトラキャビアを乗せ、ライムウォーターをかけた一品」…ライムウォーターの香りも楽しみつつこれも手で持ってひと口でいただく。

 

 

「釧路のイワシを一週間寝かしてタルトと、京都樋口農園のナスを焼きなすにし、生姜をコンフィして、燻製で」…蓋をあける時もワクワクしたプレゼンテーションになっている。イワシの脂が口で溶けた。

 

 

「長崎のカマスを5日寝かせて」…

茶色モノはホタテをペーストにしてから焼いたモノ。寿司屋でも修行したと言うシェフらしい一品で手間をかけている事が実感。

 

 

「舞鶴の黒鮑」…餅粉と生クリーム、アワビソース、とトウモロコシとトウモロコシスープ。

 

 

パンとバターは「パン ド カンパーニュ=田舎のパン、海藻入りバターと」

 

 

「五島のハガツオ、トマトコンソメのメレンゲで」、…鋭い歯を持つことからハガツオと呼ばれるが、味は優しい。

 

 

「クエを一週間寝かし、鱗は揚げて、高知の南国市のマチルダトマトとパセリと」…これまでのコース、魚の熟成を十分堪能。

 

 

ここで初の肉。やはり最後は少しでも肉があった方がお腹も心も落ち着く感じ。

「青森の鴨」…枝豆のピューレ、レンズ豆、いり粉、昆布、白菜、椎茸、赤ワインとマデラ酒をスープに、塩代わりにマグロパウダーを使ったひと皿。…

 

デザートはひと品目、

「岐阜のブルーベリーを使ったヨーグルト」…ブルベリービネガーとソルベ。

 

 

2品目は「下には細かく刻まれたパイナップルコンポート、ブラックライムパウダーも使い、ココナッツアイスを乗せて」

 

 

3品目は「焼きたてシュークリーム」…目の前のオーブンで焼きなおしてくれているシューを見つつ、あったかシュークリームを食べるのも乙なもの。

 

全体にレベルが高く、納得の美味さの3時間。

カウンターはシェフの調理を見つつ、談笑出来て楽しいので圧倒的にカウンターがおススメ。

 

味もさる事ながら味だけではない、楽しさがこの空間にはある。

 

 

 

 

早めに食事が終わったこともあり代官山の夜を散歩。

小一時間歩いたところで最近流行っているサウナーの柳葉さんとバッタリ会う。

「せっかくだからモニコしませんか?」と誘われ、食後にも関わらずさらに軽く食べようと言う話になり便利に使えるイタリアンレストランに。

 

 

アルモニコ

2年前に恵比寿から代官山に移転したイタリアン「アルモニコ」。

 

本来は8800円(税抜、サービス料+10%)のコース1本だが、この時間からのフルコースはキツイので、前菜4種とパスタ、メインの鹿肉はひと切れだけにしてもらって、そしてデザート。セーブしたつもりがついつい食べ過ぎてお腹フルフル。

 

頼めば量もメニューも融通を利かせて下さるので助かる。

こういう店が通いたくなる店。

 

 

前菜❶

「カプレーゼ」…モッツァレラチーズとトマトスープ、黒トリュフ。トマトの酸味とトリュフ、チーズの風味が食欲を刺激する。

 

食べ終わったスプーンはカクテルグラスの上に置くと、あーら不思議、まるで超能力のようにスプーンが空中浮遊。ちょっと面白い偶然の産物。

 

 

前菜❷「砂肝、レバーのコンフィ」…4日間ジックリかけて作る料理。本来メニューにはなく人気放送作家のスペシャルメニューだそう。もし食べたい時は一応そう言うと食べさせてもらえるかもしれない。ジックリ美味い。

 

 

前菜❸「ブルスケッタ」…緋扇貝の上にモジャモジャとトリュフが乗る。

 

 

❹「パスタ」…大分の豊後水道のあんこうを使ったボロネーゼ。

イタリアのアブルッツォ州の伝統的なパスタ器具「ギターラ」を使ったパスタ。

何気なく使う大分食材を愛情持って美味しく加工する。

 

 

❺「ふぐのフリット」…聞かなかったがおそらくこれも豊後水道のふぐ。サクッと美味しい。

 

 

❻「蝦夷鹿」をひと切れ。…火入れの具合良く美味し。

オレンジ風味の根セロリ、パセリとニンニク、アマランサス(南米産ヒユ科の穀物でスーパーフードの一種)を添えて。

 

❼「ハスカップのアイスに巨峰のジュレ」…コーヒーも一緒にオーダー。ほっとする味。(写真撮り忘れ)

 

佐々木シェフは大分出身。

それ故大分食材をふんだんに使う郷土愛の持ち主。

 

2002 年に渡伊。北イタリアのモデナにあるミシュラン3つ星レストラン「オステリア・フランチェスカーナ」などで3年間修業後帰国。麻布十番「リストランテ キオラ」、「エノテカキオラ」(この時数回この店に行ってるので食べていたということ)で料理長ののち2013年恵比寿にアルモニコ開業、そして2018年7月代官山に移転。

 

コスパも良いし、使いやすいお店。奥様お気に入り。

 

代官山は本当に食べるところの宝庫。食中心に散歩しても、し足りない。

という事でまた次回も代官山を散歩するワン。

 

* 文中に出てくるBはパン屋さん、Swはスイーツ、Cはカフェ、SHは土産や品物を買った店、数字を囲む◯は昼間の利用、●は夜利用を表すワン!

* この情報は作者とボンの散歩時点のものであり、変更が起きている場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。

 

 

 

川井潤  食関係含めた幅広いプロデューサー

食に限らず多くのプロジェクトを手掛ける。テレビ番組「料理の鉄人」企画ブレーン(1992年~97年)。地域や食のため世界中に出向く。ほぼ外食生活。食べログフォロワー数日本一。食雑誌dancyu等、執筆多数。

https://tabelog.com/rvwr/kawaijun/ 

https://magazine.tabelog.com/articles/author/kawai_jun

https://goetheweb.jp/restaurant/slug-nee725999900f

#グルメ

 

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