住めば都も、遷都する2019/10/16

知的と言うと、ちょっと大げさかも知れないが、住まいにグリーンを置くと、空間の格が上がる。もちろん、切り花でもいい。

 

いずれにしても、植物を大切にしている住人は、日々の暮らしを超えて、心のゆとりを持っているように見える。

 

その家を訪問したお客は、そうした印象を受けるし、住んでいる人自身、心の浮き沈みが減るように思える。ペットの場合は、にぎやかだが、植物は静かに雰囲気だけを醸し出す。ただ、そこにいるだけ…。

 

それでも、しっかりと五感で接していると「水が足りません。少し水をくださいな」とか、「たまには、日差しに当てて」といった彼らのメッセージが聞こえてくる。

 

いや、実は、私には聞こえないのだが。配偶者に、「ほら、水を欲しいって訴えているのが分からない?」と言われることがある。

 

 

屋外に樹木があると、室内の緑は、もっと活気づく。見ている側の思いかも知れないが、植物たちが互いに呼応して、自然のリズムを生み出してくれる。住めば都も遷都する。私たちも生きもの。住まいの内外にグリーンがあれば、落ち着いた気分で暮らせる。

 

 

 

関沢英彦(文・イラスト)

発想コンサルタント。東京経済大学名誉教授。コピーライターをへて、生活系シンクタンクの立ち上げから所長へ。著書多数。現在、ヤフーニュースなどの個人ブログも執筆中。

https://news.yahoo.co.jp/byline/sekizawahidehiko/

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