マンションに関する疑問や悩み ありませんか?2019/11/21
共有名義

(最終更新日: 2019年10月15日)

 

マンションを購入する際には、父や母、あるいは夫(妻)などとお金を出し合うこともありますよね。複数人でお金を出し合った場合、その多くは共有名義にすることになります。ここでは、そんな共有名義がどういうものか、どんなメリットやデメリットがあるのかといったことについてご紹介します。

 

 

共有名義とは?単独名義との違いって?

名義には単独名義と共有名義というのがあります。お金を支払うと所有権を得ることができますが、そのお金を支払って所有権を得たのが1人なのか複数いるのかという違いとなります。

 

単独名義とは

単独名義とは、土地や建物といった1つの不動産に対して所有者が1人であることです。例えば、夫1人のお金で不動産を購入した場合には、不動産登記には夫1人の名前が記載され、その夫が単独で所有している不動産ということが明記されます。また、単独名義であれば、名義人は「所有者」と呼ばれます。

 

共有名義

共有名義とは、土地や建物など1つの不動産に対して所有者が複数人いることです。例えば、夫婦でお金を出し合って不動産を購入した場合には、不動産登記には夫婦の名前が記載され、その不動産を夫婦で共同して所有しているということが明記されます。また、共有名義であれば、名義人は「共有者」と呼ばれます。

 

 

共有名義になる2つのケースとは

 

ケース1:共同で不動産を取得した場合

父や母、あるいは夫(妻)などとお金を出し合って不動産を取得した場合には、共有名義となります。名義が共有となっていることからも分かるように、お金を出し合った方には所有権があるのです。ただし、その所有権には割合があります。お金を支払った割合だけ、持分を得られるというわけです。

 

ケース2:相続によって不動産を取得した場合

相続によって不動産を取得した場合にも共有名義となるケースがあります。例えば、夫が亡くなって妻と子どもが残された場合には妻と子どもが法定相続人となります。夫名義の不動産がある場合には妻と子どもに相続することになるのです。共同して所有することになる、つまり妻と子どもの共有名義になるというわけです。

 

共有名義がどういうものか、そしてどういうケースで共有名義になるのかはお分かりいただけましたね。そんな共有名義にはメリットもあれば、デメリットもあります。

 

 

共有名義の3つのメリット

 

メリット1:贈与税対策になる

マンションを購入するに当たって、親にお金の援助をしてもらうことがあるかもしれません。そうなると親からお金を受け取ったとして、贈与税が課税されることになります。大金になるとお小遣いのようにはいかず、贈与税がかかるのです。課税を避けたい場合は共有名義を検討してみてください。購入するマンションを親との共有名義にすれば、お金を出した割合だけその方に所有権があるということになりますので、お金を受け渡したということにはならず、贈与税は発生しないというメリットがあるのです。

 

メリット2:控除が夫婦でそれぞれ受けられる

夫婦で共有名義にしてマンションを購入する場合には、控除が夫婦でそれぞれ受けられるというメリットがあります。例えば、住宅ローン控除や売却したときの3,000万円の特別控除においても、二重に控除が受けられるのです。夫婦ではなく、親との共有名義になっている場合にも活用できるメリットとなります。ただし、夫婦での共有であっても親との共有であっても、共有者が働いていて、それぞれの収入があることが前提となりますのでご注意ください。

 

メリット3:相続税の節税になる

例えば、夫が亡くなった場合には、不動産も相続するのに相続税がかかりますよね。本来なら不動産のすべてを相続することになりますから、相続税もそれなりの金額になってしまうでしょう。ただし、共有名義にしている場合には夫の持分になっている金額分だけに相続税がかかることになります。つまり、夫の単独名義で持っているものよりも相続税が少なく済むというわけです。

 

 

共有名義の2つのデメリット

 

デメリット1:売却しづらくなる

共有名義にすると売却しづらくなるというデメリットがあります。共有名義にするというのは、所有権を持っている方が複数存在するということ。売却する際には、その所有権者全員の同意が必要になりますので、なかなか売却することはできなくなるというわけです。

 

デメリット2:相続すると複雑になる

共有名義となっている方が亡くなると、そのマンションの所有権も相続の対象となります。そうなれば所有権者が増えていってしまいます。例えば、親との共有名義で親が亡くなったとき、その配偶者と子に相続することになります。また兄弟姉妹がいる場合には、その方々にも所有権が一部移ってしまうこともあります。仮にその所有権を持った兄弟姉妹が亡くなってしまった場合には、さらにその配偶者と子に所有権が相続されます。こうしてねずみ算式に所有権者が増えて複雑になる可能性があるというデメリットがあります。デメリットの1つ目にもお伝えしたように、売却することすらも困難になるでしょう。

 

 

共有名義にする際に気をつけること

共有名義にする際には、贈与税に気をつける必要があります。共有名義には出した金額の割合によって持分が決まるというのはお伝えした通りですが、持分の割合として設定したものに相当するだけのお金を支払っていない場合には、例え夫婦間であっても贈与税が発生することもあります。例えば、夫婦の共有名義でマンションを購入した後に、妻が仕事を辞めて収入がなくなったとしましょう。その場合、ローンの支払いは夫が妻にお金を受け渡して、妻がローンを支払っているということになります。そうなると、夫から妻に渡しているお金に贈与税が課税されることもあるのです。

 

ここではマンションの共有名義についてご紹介しました。共有名義とは複数人で所有権を持つことを表していることが分かりましたね。そんな共有名義には、控除を二重に受けられるというメリットがある反面、贈与税がかかる可能性もあるということもご理解いただけたかと思います。ローンを組んでマンションを購入する場合にはこうした注意点やデメリットについても考慮したうえで、名義人をどうするか検討してみてください。

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