住めば都も、遷都する2019/9/10

懐かしい感じがする、久しぶりに歩いた街。普段はあまり入らない甘味屋さんも良かった。お客さんは、常連が多いようだ。「いつもの」で注文が通じてしまう。

 

たまには、カフェでなく、こうした店もいい。でも、あんみつの後は、やっぱり、コーヒーを飲みたくなる。なかなかステキな喫茶店もあって、そこでもくつろいだ。

 

日頃、訪れない街に出かけるのは楽しい。この大都会には、色々な生活があるのだなと、当たり前のことに驚いている。

 

ぶらぶらと歩いているうちに日も暮れて、さあ、引き上げようかと思う頃、祭太鼓の音が聞こえた。音に誘われて広場に行くと、なかなかの賑わい。

 

盆踊りの曲目も、地域によって特徴があるようだ。いま風の曲になると、元気に手足が動く子どもたちもいて、祭りに元気を貰う。

 

 

都会の暮らしには、様々な顔がある。世界のブランド品を眺めた日には、フレンチの予約を入れる。美術展で午後を過ごした夜は、あの中華に行こう。そして、久しぶりの街を堪能した後は、さあて、何を食べようか。

 

街には、何層もの文化が降り積もっている。古いものを残した一角、先端企業が集まる高層ビル群、外国人旅行客の集まるところ…。住めば都も遷都する。住まいをどこに決めるか、どこに移り住むかで、私たちの気分は変わりうる。もちろん、どこに住んでもちょっと遠出をすれば、どの街も味わえる。だが、時には、ベースとなるタウンを変えてみるのも良いかも知れない。

 

 

 

 

関沢英彦(文・イラスト)

発想コンサルタント。東京経済大学名誉教授。コピーライターをへて、生活系シンクタンクの立ち上げから所長へ。著書多数。現在、ヤフーニュースなどの個人ブログも執筆中。

https://news.yahoo.co.jp/byline/sekizawahidehiko/

住めば都も、遷都する についての記事

もっと見る