ボンが見聞きしたあの街の美味しいお店2019/9/1

ワタシのご主人はこの家の奥様。毎日のようにワタシを散歩に連れて行ってくださる。

そしてご自身は美味しいレストランで毎日のように食べ歩き、カフェでコーヒーを飲み時々ケーキも食べ、その街の美味しいパンを買って帰る。たまに奥様のダンナ様もご一緒する事もあるが回数は限られている。そしてその日の食事報告をワタシに逐一してくださる。たまに私の食事分もドギーバッグに入れて持って来てくださる。。

あっ、私の名前はボン。オスのコッカースパニエル、4歳。

 

 

今回の散歩はリッチなイメージのプラチナ通りやシロガネーゼで有名な白金台エリア。

あっ、以前も取り上げましたけど、駅名は正確には「しろかねだい」と言うから本来はシロカネーゼであるべきなんだワン。

どうやら14世紀の頃、この地を開墾支配した豪族が多くの銀(当時は銀を白金=しろかねと呼んでいた)を所有していたのでその長者が治める地を白金村、その高台エリアを白金台と呼んだという話がある。

こういうゴージャスな逸話もあるくらいのエリア故、奥様の散歩に付き合う我ら犬の存在も見せどころ。この辺りの住民である事を漂わせる散歩ゾーンにもってこい。

 

まずはシェラトン都ホテルへ。

①四川

ホテルには普通は穏やかな味の広東系上海系中華が入っているものだが、このシェラトン都ホテル東京は、前身の都ホテル時代から「四川」と言うその名もズバリの四川料理店が入っている。

 

 

だが、確かに辛さの刺激は控えめで、老若男女に全然受け入れられる程度の辛さ。

この日はランチのスペシャルコース料理(税サ込み、ひとり4000円)をオーダー。

まずは❶「中華風サラダ」

 

 

トマト、水菜、レタス、パプリカ、山椒が効いたドレッシングサラダで、少しだけ四川を感じる。

❷「牛肉と山芋のオイスターソース炒め」

 

 

牛肉と山芋が主役だが、マコモダケ、ブロッコリーとネギの脇役もいい役目を果たす。

牛肉にはアンで周りが固められ甘さをより強調、山芋は自然の甘さが美味しい。美味しいと印象に残るレベル高いひと皿。

❸「キノコと干しエビの塩味」

 

 

キノコのオンパレードに、隠し味的に干し海老が活かされている。しめじ、なめこの茎、しいたけ、白茸、エリンギ、キクラゲ、マコモダケそしてネギ。なんだか、体に良さそう。

❹「海老チリソース」

 

 

四川の定番料理。海老はあくまでもプリプリ。辛さは控えめながらジワっと頭皮に汗をかく。甘さも感じるホテルや高級中華ならではの海老チリ。

❺「白菜と玉子のスープ」

 

 

6スープ》鳥ガラベースの上品なスープに白菜の甘みと黄色い玉子が彩りを添える。かなり美味しい。

❻「麻婆豆腐」と「白飯と搾菜」

 

 

辣はお皿にだいぶ浮いているが、辛さはそれ程でもない。先ほど同様頭皮にジワっとくる程度。美味しい白飯と一緒に麻婆丼にする方が僕的には美味しく感じるかな。

❻「ゆずのジェラート、蜂蜜と紹興酒のジュレ、ミントの葉が乗って」

 

 

口の中がサッパリしてフィニッシュとしてはグッド。

パインアイスなんていうメニューが出る時期もあるので楽しい。

 

 

これに一杯ドリンク(奥様はオレンジジュースをセレクト、その他ビール、烏龍茶などもセレクト対象)が付いて、中国茶も付いて税サ込4000円は美味しくてリーズナブルでお得感もあって嬉しいセット。

ビジネスランチ会食にも喜ばれるお店。

 

 

 

 

そこからはゆっくり散歩しつつプラチナ通りまでポタポタ散歩。

かれこれ2時間近く歩いて来たので、小腹も減って来た。

 

②利庵

駅から徒歩3分の「利庵」に到着。

 

 

相当歴史ある造りに見えるが、今の走りで古民家を改装したお店。店内にも古そうな仙台箪笥が置かれているものの、案外歴史は古くない。創業は1985年。

 

 

昼時は行列になる事も珍しくないが、通し営業なので小腹が空いた時や時間を外したランチには入りやすいので助かる。

この日は16時に訪問。30年前にグルメが奥様の趣味になった頃に初訪問した店。

前回は5年くらい前に来たきりか、行列をみて諦めた時以来。

今日は店内はひと組だけ。2人の客がいる。それでも店のサービス担当の女性から、奥の席に案内され「あとで相席お願いします」と言われた。酒飲んで、ツマミやら食べてゆっくり長居すると思われたかな?

「天せいろう(税込 2000円)」をオーダー。約7分で到着。

 

 

自家製粉を使った蕎麦はコシの強さと喉ごしの良さがポイント。文句なく美味い。

ツユは辛い方が好きな奥様としては、辛すぎないやや甘めのつゆもギリギリバランスよく美味に感じる。

 

 

天ぷらは小海老のかき揚げ。サクサク衣にぷりぷり小海老が適当数入っている。

安定した感じと蕎麦の香りと喉越しが魅力的。

 

 

プラチナ通りを散歩していると、あま〜い香りがしてくる。もはや老舗感さえ漂う、Sw ショコラティエ エリカ

 

 

今年8月にリニュアル。

チョコのマ・ボンヌはクルミとマシュマロが入り、奥様の大好物。逆にあるとついつい食べてしまうので、ここの散歩に来た3回に1回買うだけにしているんだワン。

 

 

 

チョコに混じったマシュマロのふんわりした食感、クルミのガリッとした食感、両方合間って美味しさを醸し出してくる。

奥様、今日も結局割と大きめのブロックを購入して帰ることにしたみたい。でも、後で少し分けてもらいたいワン。

 

 

 金麦

 

 

白金台の駅からシェラトン都ホテルにあったケーキ屋さん兼パン屋さんがいつの間にか閉店していて、白金エリアでパンを扱うのはこの店だけではないかと思う。食べログ上に白金台で出てくる店はここだけ。あとはコンビニかドンキかはたまた白金高輪やら高輪エリアに行かないとパンがないと言うのが実情。

この「金麦」もプラチナ通りから外苑西通りに抜ける途中にあり、決して便利な場所にあるわけではないが、初回訪問時にはパンが結構売り切れていた経験があるので、19まで開いているとはいえ、なるべく早めに訪ねたほうが良い。

 

 

 

この店の人気アイテムは油で揚げていない「カレーパン(税込 205円)」外側のパンはサッパリしていながら、予想外に濃厚な辛口カレールゥ入りで美味い。

この日は買えたが、先日は売り切れだったので、行った時に店にまだあったら購入マストアイテム。

 

 

他には「ベーコンエピ(税込 259円)」「レモン ラムーナ(税込 216円)、食パンとして「パン ドゥ ミのハーフ(227円)」を購入。

  税込 907円也。

 

 

「レモンラムーナ」シュガーコーティングされたレモンの皮を細かくカットしたものがパンに入り、控え目な甘さながら、ホッコリする味。上にはココナッツメレンゲパウダーを掛けて美味しく仕上がっている。

「ベーコンエピ」粒マスタードがたっぷり入りベーコンと良いコンビネーション。オーブンレンジで温め直すとカリカリのパンの表面と柔らかなベーコンの接する辺りのコントラストが絶妙な味を出す。

「パン ドゥ ミ」はトーストにすると美味さを発揮する。パンの外側は焼くとカリカリ、真ん中はふんわり柔らかく、かなり美味しい。

この日もプラチナ通りにはワンちゃんを連れて散歩するマダムの姿が多くあり、絵のようにハマりすぎている。あっワタシもか。

 

 

ここを散歩してふと記憶が蘇った。昨年の秋にフレンチをこの店で美味しく食べた事を。

シェフがラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション出身のお店。友人のマサちゃんのちょっとしたお祝いで来たっけ。

❸ ラリューム

 

 

つい最近、オープンして1年。進藤シェフの笑顔と、それに呼応する阿吽の呼吸のソムリエ熊澤さん。ある意味、この2人の空気感が全て。

もちろん料理はしっかりした技術のもとに、クリエイティブ。

ちょうどこれから秋に向けてのメニューかなと、去年の食べた事を奥様は思い出している。ああ、そうだワン、そろそろ栗の季節だなぁ。

 

 

(1)アミューズブッシュ

「森林鶏白レバー、八幡平サーモンの自家製スモークとオシェトラキャビアの※2グジュール」グジュールはチーズを混ぜた風味の良いシュー皮の事

 

 

(2)スープは

「栗かぼちゃのスープ」秋らしい食材を活かした甘み控えめのスープ。

 

 

(3)前菜 1 

「秋刀魚・ズッキーニ・トマトタルト 肝の※コンディモンと酢橘の香り」

まるで秋刀魚のミルフィーユ。右に添えられた秋刀魚の肝の苦味で楽しむ。

コンディモンマスタードに近い調味料。香辛料も入りピリッとする。

 

 

(4)前菜 2

北海道毛蟹とフルーツトマトのムース

長ネギのタルタルをルッコラのエスプーマで覆って  花穂紫蘇をアクセントに。

 

 

(5)前菜 3

フォアグラのプランシャ焼きと無花果のキャラメリゼとタルタル

ツルムラサキの苦味と黒胡椒の※クランブルをアクセントに。

プランシャ焼き鉄板焼きのこと。

クランブルポロポロと崩れる細かい生地をトッピングとしてのせて焼いた料理

 

 

(6)スペシャリテ、前菜 4

活け帆立貝のポアレと半熟玉子、マッシュルームの※6エキューム 

ピエモンテ産最上級白トリュフを散らして。

エキューム泡のこと

 

 

(7)前菜 5

北海道産 松川鰈のポワレ  インカの目覚めのピューレに乗せ

モンサンミッシェルのムール貝を添えて

 

 

(8)メインディッシュ

フランスシャラン産 マダムビュルゴーの鴨胸肉をローストし

赤ワインヴィネガーと蜂蜜でラッケに  セップ茸のデュクセルと新牛蒡を添えて。

マダムビュルゴー家4代にわたる伝統的な飼育条件を満たす飼育鴨のみが、BURGAUDラベルの製品と認められる稀少な「シャラン鴨」。血液を体内に残すために屠殺には窒息法をとる。こうすると肉がより赤く、より柔らかくなると言われる。

 

 

(9)デセール

ラ・フランスと紅茶のビスキュイ ベルベンヌのジュレと洋梨のクリームと共に。

ベルベンヌハーブ

 

 

(10)ショコラ

丹羽産和栗の渋皮煮とショコラの熱々スフレ  カシスをアクセントに。

グラスヴァニーユを添えて。

グラスヴァニーユとは「バニラアイス」のこと。

 

 

熱々スフレに冷たいアイスのこのコントラストがたまらないワン。

笑顔に包まれるフレンチ。今シーズンも行くのが楽しみだワン。

 

という事で今週はこのくらいで散歩終了。

次回も白金台を散歩する予定だワン。

 

* 文中に出てくるBはパン屋さん、Swはスイーツ、Cはカフェ、SHは土産や品物を買った店、数字を囲む◯は昼間の利用、は夜利用を表すワン!

この情報は作者とボンの散歩時点のものであり、変更が起きている場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。

 

 

 

 

川井潤  食関係含めた幅広いプロデューサー

食に限らず多くのプロジェクトを手掛ける。テレビ番組「料理の鉄人」企画ブレーン(1992年~97年)。地域や食のため世界中に出向く。ほぼ外食生活。食べログフォロワー数日本一。食雑誌dancyu等、執筆多数。

https://tabelog.com/rvwr/kawaijun/ 

https://magazine.tabelog.com/articles/author/kawai_jun

https://goetheweb.jp/restaurant/slug-nee725999900f

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