美的 Life Style by 花千代2019/7/11

 

 

家のインテリアを設える場合、家具や、カーテンやクッションなどのテキスタイルなどを好みのものであつらえてもキーになるアートがないと私は物足りなく感じます。

アートやオブジェ、植物や花などが配置されてはじめて、空間が生き生きとし、住まう人のスタイルというものがくっきりと浮かび上がってくるように思うのです。

 

ギャラリーなどでアートを購入する場合は、すでに額装済みのものが多く、私は自分でフレームを誂えたいので中身だけを額屋さんに持ち込んで、飾りたい場所のインテリアを想像しながらその場で、あーでもない、こうでもない、と額屋さんとの掛け合いを楽しみながら選ぶのです。

 

先日はSFに住む女性アーティストのリトグラフを購入して額をオーダーしましたが、その際に4つの額を作品の隅のエッジに当ててみて映え具合を確認し、最終的には黒にデコラティブなゴールドの縁取りがあるものを選びました。

 

その作品はイタリアのマニエリズムの手法を意識しメメントモリをテーマにした植物や花、昆虫、爬虫類、腐敗がはじまった鳥や狐などの小動物も含めて70種類もの生物が描かれたものでしたので、太目で黒のフレームで全体を引き締めたい、というのを最初のイメージの出発点とし、さらにマニエリズムの時代というものを考えたとき作品のダークな方向性にはゴールドを過剰に効かせたデザインがより効果的では?と思い選んだのでした。

 

今後は気に入ったアート作品に自分で作ったオリジナルの額縁をあわせてみたいです。

海の絵に沢山の貝殻を貼りつけたものや、森の絵に流木を組み合わせた額縁など作成のイメージが湧いてきます。

 

梅雨が明けたら海岸で貝殻集めからはじめなくては!

今からとても楽しみです。

 

 

 

 

 

 

花千代 フラワーアーティスト
パリにて4年間フラワーデザインを学ぶ。
帰国後、CMや映画のスタイリング、イベント装花や店舗ディスプレー、ホテルのフラワーアートディレクションなど多岐わたって活躍。
2008年洞爺湖G8サミット公式晩餐会会場装花、2013年オランド仏大統領総理官邸公式ランチョン、APEC総理公邸晩餐会で和のテーブル装花なども手がける。
2013年、2015年と夏目漱石原作芝居「三毛子」と「「こころ」の舞台美術を、2016年新作「乙姫さま」の舞台美術をそれぞれ三越劇場にて担当、テレビ東京「ソロモン流」NHK「グランジュテ」などTV出演、ジュエリーや家具、シューズデザインなどコラボワークも多い。
近著に「花千代流テーブル&フラワースタイリング」誠文堂新光社

Hanachiyo Flower Design Studio  http://www.hanachiyo.com/

https://www.facebook.com/Hanachiyo

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