住めば都も、遷都する2019/7/11

昔、わが家とは、外で働いて帰り、ゆったりと休んで明日の活力を養う場だと考えられていた。自宅でご商売の自営の方も、店から奥に入れば、休息の空間であったことに変わりはない。

 

だが、最近では、勤め人も日中、自宅で働くことが許されるようになった。最初から家でビジネスを始める人もいる。退職後も、色々と仕事を続ける場合もある。

 

そう、書斎という読書などで過ごす感じではなくて、もっと何かを生み出す感じ。それが自宅のワークプレイスである。

 

自宅の仕事場の良い点は、何よりも、自然との一体感だろう。好きなときにお茶を飲み、いねむりもできる。庭を眺める。暮れゆく空を見上げる。そんなゆとりがある。

 

 

自宅のワークプレイスの方が生産性は高いと思う。誰かに連絡を取りたいときは、パソコンやスマホでメールをするとか、顔を見て話し合うこともできる。通勤時間をかけてオフィスに行く必要はなくなってきた。

 

住まいの中にワークプレイスにふさわしい空間はあるだろうか。広く外に開けた部屋、落ち着いた和室、本人の好みで様々な仕事のスペースが作れるはず。住めば都も遷都する。新しい家に移るなら、そこで最高の場所をワークプレイスにする手もある。

 

 

関沢英彦(文・イラスト)

発想コンサルタント。東京経済大学名誉教授。コピーライターをへて、生活系シンクタンクの立ち上げから所長へ。著書多数。現在、ヤフーニュースなどの個人ブログも執筆中。

https://news.yahoo.co.jp/byline/sekizawahidehiko/

 

 

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