美的 Life Style by 花千代2019/5/30

 

 

主人は長いこと日本でワインの輸入の仕事をしていますが、ワイン好きが昂じて13年前にワイン造りもはじめました。

日本固有の葡萄種である甲州のみを100%使用し造られた白ワイン。

「甲州種」は、ワインに向くヴィニフェラ系の品種であることからワイン醸造家にとって特別な想いがあります。

日本では長い間、ぶどうをワイン原料ではなく生食用として栽培してきました。良いワイン造りには、当然質の高いぶどうありきなのですが、日本のワイン造りの歴史は、「生食で出荷できない状態のブドウをワイン用原料にまわす」という考え方が主流を占めていました。

そのような考え方を変えてフランスに負けない質の高いワインを造りたい!という夢の実現のために友人であるボルドー大学醸造学部で“白ワインの権威”ドゥニ・デュブルデュー教授に顧問をお願いしスタートしたワイン造りなのでした。

 

 

 

 

今まで日本のワイナリーで多く採用されていた棚方式でなく、フランスと同じ垣根造りを採用し、まずはぶどう育成のための日々勉強と実験です。

垣根仕立てとは、ぶどう畑に立てた支柱に張ったワイヤーで垣根をつくり、

それに沿ってブドウを植えて伸びた枝と蔓をワイヤーに結びつけて延ばす仕立て方法で、ボルドーでは最もポピュラーな方式です。

垣根造りは、膝上から腰のあたりの低い位置に葡萄が生るので、房までの距離が短くなり葡萄樹に余分な栄養が行くことなく、ぶどう房により多くの栄養が届くようになります。

 

 

 

 

昨年からは甲州白ワインの他に、甲州スパークリングSHIZENを初リリースしましたが、甲州ぶどうの特徴が良く出ていて、ドサージュも低く辛口ですっきりしたのみ口と完全なシャンパン方式でつくる立ちのぼる泡の力強さは、今までの甲州ワインになかったものだけに各方面に評価され、銀座しのはらさん、広尾こうもとさんはじめ、熱海のホテルグランバッハなど和食やフレンチレストランでも取り扱いが始まり、グラスで飲めるようになりました。

日本酒はすでに世界発信して海外の和食ラバーの方々に認知されていますが、日本固有のぶどう甲州を使った甲州ワインのよさも積極的に発信していけたら・・・と思います。

ちなみにSHIZENのエチケット文字はNYにアトリエを構え世界で活躍する日本画の千住博氏の書を元にデザインしたもの。

 

また今後はフランスやナパバレーにあるようなワイナリーの中にある美味しいレストランつきのオーベルジュの立ち上げも実現させたいと思います。

夢の実現に向かって一歩づつ!

 

 

 

花千代 フラワーアーティスト
パリにて4年間フラワーデザインを学ぶ。
帰国後、CMや映画のスタイリング、イベント装花や店舗ディスプレー、ホテルのフラワーアートディレクションなど多岐わたって活躍。
2008年洞爺湖G8サミット公式晩餐会会場装花、2013年オランド仏大統領総理官邸公式ランチョン、APEC総理公邸晩餐会で和のテーブル装花なども手がける。
2013年、2015年と夏目漱石原作芝居「三毛子」と「「こころ」の舞台美術を、2016年新作「乙姫さま」の舞台美術をそれぞれ三越劇場にて担当、テレビ東京「ソロモン流」NHK「グランジュテ」などTV出演、ジュエリーや家具、シューズデザインなどコラボワークも多い。
近著に「花千代流テーブル&フラワースタイリング」誠文堂新光社

Hanachiyo Flower Design Studio  http://www.hanachiyo.com/

https://www.facebook.com/Hanachiyo

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