ボンが見聞きしたあの街の美味しいお店2019/3/25

ワタシのご主人はこの家の奥様。毎日のようにワタシを散歩に連れて行ってくださる。

そしてご自身は美味しいレストランで毎日のように食べ歩き、カフェでコーヒーを飲み時々ケーキも食べ、その街の美味しいパンを買って帰る。たまに奥様のダンナ様もご一緒する事もあるが回数は限られている。そしてその日の食事報告をワタシに逐一してくださる。たまに私の食事分もドギーバッグに入れて持って来てくださる。。

 

あっ、私の名前はボン。オスのコッカースパニエル、4歳。

 

 

 

今日の散歩は「東高円寺」。丸ノ内線東高円寺駅を降りると直ぐに「養蚕の森公園」がある。

 

 

面積は2万7千平米もあり、ワタシが走るにも十分の広さだワン。今は一部遊びの広場が工事中で使えないので要注意。

 

 

ここに元々あった施設は蚕糸試験場で、明治44年から昭和55年までの約70年間この地にあった。幅30メートル、高さ3m以上から落ちる大滝も公園には珍しい。

 

さて、東高円寺駅からポタポタ歩いて環状7号線を渡ると看板が出て来る。

「平日昼だけ」…これが本当に店名。

 

 

そう本当に営業は平日昼(月曜から金曜の11時半~15時)だけ。

閉店時間前でもカレールーがなくなれば終了。

 

 

まずはその店舗の外観、内観がカオス。古道具屋さんの店舗を間借りしているので、店内は色んなもので溢れている。

 

店主の小山さんは元々和食店で料理をしてきたので出汁を使ったカレーを出したいと思ったのだとか。

 

「和だしそぼろカレー、コーヒー付き(980円)」…メニューはこれ一本。トッピングにオプションでひきわり納豆(+50円)と温泉玉子(+100円)を加えてみた。

その他面白いトッピングにミョウガやたくあんまでもある。

 

 

約5分で着皿。

 

 

カレールーは、「鰹、昆布、どんこ、いりこ」から取った出汁をベースに、蕎麦屋のかえし(醤油)、カレースパイスで味付けたもの。

 

不思議なトロミなありつつ、基本はスープ的シャバシャバカレー。

最初、これ美味いのか?と???が頭の中に浮かんだが、あぁ、和風で面白いわ、このカレーと名付けた不思議な食べ物、と思ってしまった。

 

ルーの中の具材は玉ねぎ、梅、筍、大葉。

ご飯の上に乗るのは、肉そぼろ、揚げ玉、大葉、鰹節、梅干し…およそカレーの材料じゃない。カレーイメージに囚われていない。

 

カレーと言う名を借りた食べたことのない食べ物、一度味合ってみると面白いと思う。

 

 

この日は食後「養蚕の森公園」でゆっくり3時間弱、ポタポタ散歩。

わー、これだけゆっくり散歩は久しぶり。

 

お腹もすっかり空いて、ダンナ様と合流してお店に向かう。店の名前は「圳陽(せんよう)」。人気中華店。

実はこれまで、奥様が予約を入れるも振られる事2回。

今回は10日ほど前に予約を入れて席を確保したみたい。

 

 

東高円寺駅からはやや距離があり、徒歩10分分程度か。

 

店に着くと外には「満席」の表示…やはり人気だワン。

 

 

 

「自家製のスパイシーレモンサワー(ジン焼酎をベースにシナモン、グローブでスパイシーに仕上げた)」を飲みながらメニュー表を見ていると、全部食べたくなる。

隣の人の頼んでいるのを見ると、それも頼みたくなる。

欲望のるつぼの中華。どれもこれも美味しそうに見える。

 

店内は町中華の雑然とした感じはなく、スッキリしている。厨房に入るのは若いシェフと助手の方2人。2人ともあたりが柔らかくイイ感じ。フロアは若い女性が受けもつ。

 

他の客と料理長との話をきいていると「こんな料理好きの人はいない」と料理長のことを褒めている。そのお客さん自身も料理関係者のようなので、ある意味の太鼓判。

 

とりあえず、メニュー見て、食べたいと感じたものをガーッとオーダーしてみた。

 

お通しは「茄子の沙茶醤(サーチャージャン)煮込みとカシューナッツ」。

 

 

へー、失礼な言い方だけど、こんなものまでちゃんと美味い。

 

 

「前菜3種盛り合わせ(一人前880円)」…よだれ鷄、海老の紹興酒漬け、叉焼の3種。特によだれ鶏が美味しく、広尾「中華香彩JASMINE/ジャスミン」といい勝負。海老の紹興酒漬けも味噌までたまらなく美味い。

 

 

「小籠包(1個300円)」…熱々、肉汁が溢れ出す…あーたまらない。刻み生姜とタレと一緒にパクリ、美味すぎる。あれもコレも食べたいから一個だけのオーダーにしたが、幾つでも食べ続けられそうな美味しさ。

 

 

「パリッパリのエビ春巻き(1本400円)」

…味が付いていて、からし醤油で食べる必要もない。この味付けが上手。

これもオーダーマストメニュー。

 

 

「アオリイカと季節野菜の岩塩炒め」…イカは柔らかく、金針菜、パプリカ、エリンギ、キクラゲなどの野菜が彩りを添える。塩味もちょうど良い。

 

 

「ソフトシェルクラブの香港ミックススパイス炒め」…かなり美味い。揚げカスのようなスパイスもやめられない止まらない。マコモダケが箸休めにグッド。オーダーマストメニュー。

 

 

「カニ玉」…これが一番普通だったか。美味しいけど。

 

 

「麻婆豆腐」…辛ウマ。山椒が効いてかなり痺れるが、ハズせないメニュー。

 

 

 

「中国アンチョビ炒飯(1200円)」…アンチョビが効いていいお味。決して塩っぱくない。レタスがいいアクセントになっている。

 

奥様に何皿か食べさせてもらったワン。大したもんだわ、全部美味い。

 

「圳陽(せんよう)」と言う名前は料理長が修行した深圳から取ったのだそう。

 

近くにあったら通うなぁ。「また、来てください」と最後に店主兼料理長から声をかけられ「ワン(Yes) !」と思わず答えてしまった。チャンスあれば、また近々是非連れてきてもらいたいワン。

 

この日はすっかり遅くなり、また今一度東高円寺に来ることになった。

 

 

さて2日後、再び東高円寺駅。久しぶりに北海道のシンコちゃんと奥様2人とワタシの3人、あっ、いや、2人と1匹で来た。

シンコちゃんは娘さんの受験に付き添いで北海道から上京して来たそう。

 

今日のランチの場所は環状七号線を渡って高円寺方面へ5分程度歩き、路地に入るとこの店はある。

 

 

白いオムライスで有名な 「アイノワール」

11時半にランチスタート。

スタートと同時にひとり客4人、2人客1組。女性男性半々。

この日は6人中5人がこの「オムライス」をオーダー。

 

 

その前に目の前にある健康を謳うメニューが気になった。奥様とシンコちゃん、飲むつもりは最初はなかったが、体のサビ取りに効果大と書いてある「ニンジンリンゴジュース」をなんだか体が欲していたので注文。

 

 

青っぽい匂いと味がするが、なんだか体に良さそう。

 

白いオムライスは味の変化をお楽しみくださいと書いてあるが、最初は何のこっちゃか分からなかったが来てみて、なるほどこの味わいの変化は面白い。

 

 

実は中に入っている洋風チキンライスはベジブロス=野菜だし、で炊いたモノ。それをふわっふわっの泡の玉子で包み込んでいる。

 

ベジブロスは野菜くず=調理で余った野菜くずや芯の部分を使うのが基本。抗酸化作用があり免疫力を向上させる効果もあるとされるファイトケミカルでもあるし、アミノ酸などの旨味成分が含まれていて、なんだかオールマイティ。

 

 

オムライスは熱々の鉄皿の上に乗ってきて、チキンライスはおコゲも楽しめる。ふわっふわっの淡雪のような玉子も時間経過とともにその鉄皿で温められだんだん玉子焼きになってくる。この変化とともに味も変わっていくので、実に面白い。

 

帰り際に、柔和な表情の店主に奥様が「面白いですね~」と話しかけると「そう言っていただけると、作っている甲斐があります」と優しく返答してくださっていた。

 

なんだか良い午後が迎えられそうな、気持ちの良いランチだった。

やっぱり気持ちが良くなれば、体の健康にも良さそうだな。

 

オムライス、ニンジンリンゴジュース。体にも良さそうな食事が出来たと奥様も大満足。

 

 

さて食後は東高円寺を駅までぶらり。「養蚕の森公園」も超えて駅のそばに行くと、地元の人たちが普段使いするパン屋さんがある。

 

 

B「石窯パン ふじみ 東高円寺店」。

立ち寄ってみていくつか購入。

 

 

①「塩パン」…結構塩がしっかり効いている。

②「クリームパン」…ごくごく普通のクリームパン。

③「ブルーベリーバターパン」…ブルーベリーにバターの塊が入っている珍しいパン。案外美味しい。

 

本当にごくごく普通に地元民に寄り添った普段使いのパン屋さん。この周辺にはパン屋さんの数は少ない。ないと困る存在なんだと思うワン。

さて、来週はどこに行くのかなぁ。

 

* 文中に出てくるBはパン屋さん、Swはスイーツ、Cはカフェ、SHは土産や品物を買った店、数字を囲む◯は昼間の利用、●は夜利用を表すワン!

この情報は作者とボンの散歩時点のものであり、変更が起きている場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。

 

 

 

川井潤  食関係含めた幅広いプロデューサー

食に限らず多くのプロジェクトを手掛ける。テレビ番組「料理の鉄人」企画ブレーン(1992年~97年)。地域や食のため世界中に出向く。ほぼ外食生活。食べログフォロワー数日本一。食雑誌dancyu等、執筆多数。

https://tabelog.com/rvwr/kawaijun/ 

https://magazine.tabelog.com/articles/author/kawai_jun

https://goetheweb.jp/restaurant/slug-nee725999900f

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